スカーフェイス_(映画)
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テレビ東京版 - 初放送1991年3月28日 『木曜洋画劇場
その他声の出演:千田光男稲葉実星野充昭江原正士増岡弘小室正幸西村知道、秋元羊介、田原アルノ安永沙都子演出:伊達康将、翻訳:平田勝茂、効果:リレーション、調整:西村善雄、担当:熊沢博之、大谷俊賢、プロデューサー:三島良広、小長光信、配給:日本MCA、制作:テレビ東京、東北新社、制作協力:テレビハウス

ソフト版 - 初発売2004年5月26日
その他声の出演:斉藤次郎竹田雅則水落幸子大野エリ演出:高橋剛、翻訳:久保喜昭、制作:ACクリエイト
スタッフ

監督:
ブライアン・デ・パルマ

製作:マーティン・ブレグマン

製作総指揮:ルイス・A・ストローラー

撮影:ジョン・A・アロンゾA.S.C.

音楽:ジョルジオ・モロダー

脚本:オリバー・ストーン

『暗黒街の顔役』との相違点

ハワード・ホークスが手がけた『暗黒街の顔役』のリメイク作品で、部分部分に違いが見られるものの、基本的な話の流れは原作と変わらない。

大きな相違点は、主人公の出自がキューバ人ということになっていることである。原作では警察が彼への包囲網を強め、結果として死に至るが、本作では警察の捜査により摘発されたトニーが、それから逃れるために同盟関係にある男から人殺しの依頼を受け、しかしそれができず死に至るという展開であることなどが挙げられる。

『暗黒街の顔役』の上映時間92分に対し、『スカーフェイス』は170分あり、電動ノコギリによる拷問シーンなどリメイクオリジナルのシーンも多数ある。
影響

公開当時は、決して評論家などからの評価は高くなかったが、その後時間の経過と共にマフィア映画のカルト的な傑作としての評価が確立し、特に黒人の若者たちの間では熱狂的に支持されるようになった。今では都市部のギャングのライフ・スタイルのバイブルとして、この作品と主人公のトニー・モンタナは、映画を超えた文化的アイコンとなっている。また、そうした社会的な影響の中でも、特にギャングスタ・ラップに於いてはこの作品のイメージはアイコンとして何度も引用され、アーティストたちの歌詞に大きな影響を与えている。

全世界で大ヒットしたRockstar Games社のコンピュータゲームGrand Theft Auto: Vice City』は、本作の影響を受けた作品として知られている。

主人公トニー・モンタナの台詞 "Say hello to my little friend!(「これがご挨拶だ!」)" は、アメリカン・フィルム・インスティチュート (AFI)が選んだ「アメリカ映画の名セリフベスト100」の61位に選ばれ、現在でも映画やテレビ番組などで度々引用される。
ゲーム版

2006年にVivendi Games社から本作のビデオゲーム版『Scarface: The World is Yours』(対応機種:PS2XboxXbox 360対応)、Wii(2007年発売)、Windows)が発売された(日本語版は未発売)。ストーリーは映画版の「If」をテーマにしており、ラストの襲撃を辛うじて生き延びたものの富も権力も全て失ったトニーが、ソーサ一味に復讐するために再び成り上がっていく、という筋書き。本編同様、スラングや暴力描写がふんだんに盛り込まれている。

ゲーム内容は敵対するギャングと戦いつつ、麻薬売買やマネーロンダリングを通じて資金を稼ぐというもの。ある程度持ち合わせができればマイアミの物件(トニーの屋敷も含む)を買い漁ったり、表社会のビジネスに投資したりして徐々に勢力を取り戻していくことができる。三人称視点のゲーム画面や自動車の運転など、一見『GTAシリーズ』に似通った作風ではあるが、街中で銃を構えたり自動車を盗んだりすれば即座に通報されてしまうなど、『GTA』とは異なったコンセプトに仕上がっている(こうした事情から自動車は自分で購入したり部下に電話して調達しなければならない)。

なお、トニーの声を出しているのはアル・パチーノ本人ではなく、彼が推薦した声優のアンドレ・ソグリウゾである。
リメイク

2011年にユニバーサル・スタジオはスカーフェイスの新しい作品を企画中であることを発表した。スタジオは、新しい作品は続編でもリメイクでもないと述べているが、実質的にはアメリカンドリームを狙うギャングのボスといった本作と、その前身である『暗黒街の顔役』を踏まえた作品となる[2]

2016年8月に『デッドライン・ハリウッド』は、アントワン・フークアが監督に[3]、また、9月に『バラエティ』がテレンス・ウィンターが脚本を務めると報じた[4]。主演はディエゴ・ルナ。設定は現代のロサンゼルスを舞台にメキシコ移民の主人公に置き換えられている[5]。しかし、2017年1月にフークアは『イコライザー』の続編のために降板し、脚本の担当者の一人であるデヴィッド・エアーが監督になったがそれも7月に降板が発表された[6]

2018年3月、フークアが新たな脚本で再び監督となることを発表されたが、またもや降板となった[7]


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