スカパー!プレミアムサービス
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一方「グリーンチャンネル」を除く公営競技(南関東公営競馬・地方競馬[注 3]・競艇・競輪・オートレース)や成人向けのアダルトチャンネル、中国の国際テレビ放送の専門チャンネルはプレミアムサービスのみの放送となっている。「日経CNBC」や「旅チャンネル」のようにプレミアムサービス単独での放送からスカパー!とのサイマルを行った後、再度プレミアムサービスのみの放送に戻ったチャンネルもある。

国際放送については、韓国の国際テレビ放送は展開当初、在日韓国人向けの意味合いが強かったが、韓流ブーム以降、韓流スターやK-POPなど、韓流ファンの日本人にも視聴者が増えている。そのこともあり、2018年の秋頃にはスカパー!にも一部チャンネルを展開するようになった。

プレミアムサービスのICカードにはチューナー機器情報が含まれているため他のチューナーでの使用はできず、その旨のメッセージが表示される(対して、スカパー!で用いるB-CASカードは互換性があり[注 4]、対応機器なら挿し替えても使える)。プレミアムサービスのアンテナは、東経124度・128度CSおよび110度CS/BS対応の3衛星対応アンテナ(同軸ケーブルも3系統)となっている。
沿革

1996年平成8年)9月30日:@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}日本デジタル放送サービス(のちスカイパーフェクト・コミュニケーションズ、現在:スカパーJSAT)、通信衛星JCSAT-3を使用する「パーフェクTV!」を開始。日本におけるデジタル放送の草分けである。[要出典]

1997年(平成9年)12月:同じJCSAT衛星を利用していてチューナーが共有できるという観点から業務提携を結んでいたジェイ・スカイ・ビー(JスカイB)と対等合併に合意(存続会社は日本デジタル放送サービス)。[要出典]

1998年(平成10年)4月25日:JスカイBとの合併(1998年5月1日)に先立ち、プラットフォーム名を「スカイパーフェクTV!」に変更。通信衛星JCSAT-4(のち国外売却し現在の呼称はIntelsat 26)を使用する「スカイサービス」が始まる。旧:パーフェクTV!は「パーフェクTV」サービスとなる。[要出典]

1999年(平成11年):スカイサービスの使用衛星を、JCSAT-4から新たに打ち上げたJCSAT-4A(現在:JCSAT-6)へ変更。[要出典]

1999年(平成11年)- 2000年(平成12年):スカイパーフェクTV!代理店で当時光通信完全子会社として受信機器のレンタルなどを行っていたデジタルクラブ(のちクラビットに改称、現在:ブロードメディア)の一部加盟取次店による強引な勧誘・加入契約などが社会問題化。2002年(平成14年)4月に同社の代理店契約を解除。

2000年(平成12年)10月:ディレクTV廃局に伴い、ディレクTVで放送していたチャンネルの一部が、この日までに移行を完了し放送開始。

2005年(平成17年)5月:2005年2月に設立した子会社のスカパー・マーケティグ、アンテナ・チューナーのレンタルサービス(スカパー!レンタルサービス)をスタート(2007年(平成19年)、全事業をスカイパーフェクト・コミュニケーションズが引き継ぎ解散)。

2006年(平成18年)10月:160GBのHDDを内蔵させたチューナーのレンタルサービス「スカパー!DVR」をスタート、更に1つのアンテナで2つのチューナーが接続できるアンテナの提供も行う(各チューナーごとの契約は必要)。

2007年(平成19年)3月:パーフェクTVサービスの使用衛星を寿命の近かったJCSAT-3から前年に打ち上げた代替機・JCSAT-3Aへ変更のうえ、送信出力増強。

2008年(平成20年)10月1日H.264/AVC、DVB-S2方式を用いたハイビジョン放送15チャンネル(うちPPV6ch、プレミアム4ch、ベーシック5ch)を加えたサービス「スカパー!HD」を開始。従来からのMPEG-2 TS、DVB-S方式標準画質放送のみのサービスは「スカパー!SD」と呼称し「スカパー!」は両サービスの総称になるとともに同社運営の東経110度CSデジタル放送プラットフォーム「スカパー!e2(10月1日「e2 by スカパー!」より変更)」、子会社オプティキャストが運営(2014年、オプティキャストがスカパーJSATへ合併し直営)する光放送の「スカパー!光」などを含めたスカパーJSATグループにおける多チャンネル放送のブランド名ともなる。

2009年(平成21年)10月1日:スカパー!HDに約60チャンネル(うちPPV8ch、プレミアム9ch、ベーシック35chなど)追加、ハイビジョン放送は合計70チャンネル以上となる。

2010年(平成22年)

4月30日:スカパー!SD専用の市販チューナー販売を終了。

8月31日:スカパー!SD専用チューナーのレンタル受付を終了。以後スカパー!SD基本契約の新規締結は、既にスカパー!SD専用チューナーを保有している顧客のみが対象となる。


2012年(平成24年)

5月16日:JCSAT-4B(調達呼称JCSAT-13)打ち上げ。2013年初めまでにスカイサービス使用衛星を更新。

9月29日:スカパー!HDのHDチャンネルが121チャンネルに増加、同時にH.264圧縮のSD放送39チャンネルも開始。これによりMPEG-2に対応していないHD対応チューナーでラジオを除くほぼ全てのチャンネルが視聴できるようになる。

10月1日:「スカパー!」、「スカパー!e2」、「スカパー!光」を含むスカパーJSATにおける多チャンネル放送の統一ブランド名とし、同時に各サービス名の変更を行う。

スカパー!e2→スカパー!

スカパー!HD→スカパー!プレミアムサービス

スカパー!SD→スカパー!プレミアムサービス(標準画質)

スカパー!光→スカパー!プレミアムサービス光



2013年(平成25年)

5月31日:MPEG-2による、標準画質放送を含むチャンネルおよびパック・セットの新規契約・変更、および「えらべる15」の選択チャンネル変更の受付を終了。

12月1日:MPEG-2による標準画質放送(400番台を除く)最後の「無料の日」となる。


2014年(平成26年)

5月31日:ショップチャンネルQVCを除き、MPEG-2による標準画質放送を終了。スターデジオは放送を継続する。

10月28日:MPEG-2による標準画質放送2チャンネルとスターデジオを除く全チャンネルをハイビジョン化完了。


2015年(平成27年)

3月1日:世界初となる有料4K放送専門チャンネル「スカパー!4K」を2チャンネル開局[2]

3月31日:スターデジオ以外のMPEG-2による標準画質放送を完全終了。


2024年令和6年)3月31日:「スカチャン1 4K」・「スターデジオ」放送終了。これにより、プレミアムサービスでの4K放送とラジオ放送(標準画質放送)は全て終了した。

スカパーJSAT#沿革も参照のこと)
放送方式
コピー制御

現在、配信している全てのチャンネル・番組において
地上デジタル放送やBSデジタル放送で用いられているCGMS-A方式によるコピー制御を行っている。

契約無しで視られるショッピングチャンネルは「コピーフリー」で放送しているが、大半のチャンネルでは、1回の録画だけを許可する「コピー・ワンス」を採用しており、成人向け放送局や一部のペイ・パー・ビュー番組では、録画自体を禁止する「ネバーコピー」も採用されている[注 5]

ペイ・パー・ビュー(PPV)詳細は「ペイ・パー・ビュー」を参照

大半のチャンネルでは月単位で料金が設定されているが、一部では従量課金制の「ペイ・パー・ビュー(PPV)」方式が採用されている。受信機で専用のポータルサイトにアクセスし、見たい番組を選択して視聴する。購入の前には、一定時間プレビューができる。

購入した番組の履歴はICカードに蓄積されていき、満杯になると購入できなくなる。カードに溜まったデータは一定期間が経つと電話回線(もしくはインターネット回線)を通じて送信され、記録がクリアされると再度購入が可能となる。このため、受信機の接続や設定を誤るとデータが満杯となり、新たな番組を購入することができなくなるため、注意が必要。

コンテンツには映画コンサートビデオ映画アニメプロレス格闘技などがある。中には、権利上の理由でコピーガードがかけられている番組もある(コンサートなど)。

成人向け放送の視聴制限


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