作品の死の舞踏を思わせるトーンは、いくつかのスタジオを尻込みさせるほどのものだったが、最終的にはワーナー・ブラザース、ドリームワークス、パラマウント映画が映画の予算をカバーできる5000万ドルの契約書にサインした[注釈 16][4]。バートンは、「スタジオは内容に冷淡で、作品がどんなものか分かった上で受け入れた。どんな映画も冒険だが、ミュージカルやスラッシャー映画(英語版)の枠組みにはまらないものを作ることができるのは素晴らしいことだ」と話した[44]。
撮影後、バートンはキャストに対し次のような讃辞を述べた。「自分が言えるのは、今まで一緒に働いた内で最良のキャストのひとつが今回のメンバーだということだ。みんなプロの歌手ではないが、考えるに最も難しいミュージカルのひとつだろうこの作品を演じるために、全員が尽力してくれた。このセットで撮った毎日が、自分にとってとても、とても素晴らしい出来事だったよ。みんなが歌っているのを聴いて、もう1度こんな体験ができるか分からないなと感じている」[注釈 17] ? ティム・バートン、[10]
また作中の歌については、次のように述べている。「ただリップ・シンクするだけではなく、のどや息づかい、情熱的に演じられる全てのテイクを観てほしい。セットの中で、音楽と共に全員がそれぞれに動いているのを見るのはとても楽しい経験だったよ。部屋を横切ったり椅子に座ったり、剃刀を取り上げたり、パイを作ったり、ジョニーの全ての演技が、今まで見たことのないようなものだった。[キャスト]全員が、皆さんにも感じられるような方法で、演じてのけたんだ」[注釈 18] ? ティム・バートン、[37]