作品は、1979年にスティーヴン・ソンドハイムが作った同名ミュージカルを下地にしている。ティム・バートンが初めてこの作品を観たのは、カリフォルニア芸術大学の学生だった1980年に、休暇で訪れたロンドンでのことだった[4]。バートンはこの時を思い返して次のように述べている。「自分はまだ学生で、映画を撮りたいのかレストランで働きたいのかすら分からず、何をしたいのか全く思いつかなかった。ただふらっと劇場に向かい、全ての要素が調和した全く観たこともないようなものに圧倒されて帰ってきた。とても気に入ったので、実のところ3夜も観に行ったんだ」[注釈 3] ? ティム・バートン、[10]
バートンはミュージカルファンではなかったものの[注釈 4][12]、作品が映画的であることに惹かれ、何度も公演を観に劇場へ足を運んだ[8][13]。彼は作品を音楽付きの無声映画のようだと語り[13]、「音楽と死の舞踏のような感性の両方に感銘を受けた」[注釈 5]。