ジョージ・ルーカス
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2020年5月4日、カリフォルニア州ロサンゼルスエクスポジション・パークに自身の博物館となる「ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティブ・アート」をオープンした[8]

2024年5月、第77回カンヌ国際映画祭において名誉パルム・ドールが授与された[9][10]
人物

映画の制作で得た利益のほとんどをルーカスフィルムに費やして、自身の生活は質素である。マリンカウンティハンバーガー店でハンバーガーを食べている姿を良く見かけられている。なお、ルーカスフィルムがあるスカイウォーカーランチでは、ブドウを栽培しており、このブドウは収穫されコッポラの経営するニバウム・コッポラ・ワイナリーワインとして販売され、高値で取引されている。

子供の頃からSFマニア。また、かつての映画での「連続活劇」のファンでもあり、インタビューにおいて『インディ・ジョーンズ』や『スター・ウォーズ』の演出には連続活劇の手法を用いていると語っている。

尊敬する映画監督は、特撮映画の巨匠レイ・ハリーハウゼン黒澤明で、レイ・ハリーハウゼンについては「僕達のほとんどが子供の頃から彼(ハリーハウゼン)の影響を受けてきた。その存在なくして『スター・ウォーズ』は生まれなかった。」と影響の大きさを語っている[11]。黒澤に対しては、『影武者』にて国際版の製作総指揮という立場で黒澤を支援し、1990年第62回アカデミー賞授賞式では、スピルバーグと共に黒澤にアカデミー名誉賞のオスカー像を贈った。黒澤の影響からルーカスの作品には随所に日本文化の影響が表れている。

神話にも造詣深く、特に大きな影響を受けたと公言しているのがジョーゼフ・キャンベルの『千の顔を持つ英雄』(The Hero with a Thousand Faces)であり、「彼の本に出会っていなければ、私は未だにスター・ウォーズ・シリーズの脚本執筆に追われていただろう」と1984年のインタビューで語っている。その他にエドガー・ライス・バローズE・E・スミスフランク・ハーバートなどのSF作品、グリム童話C・S・ルイスJ・R・R・トールキンカルロス・カスタネダから影響を受けたという。

スティーヴン・スピルバーグとは、映画界における昔からの戦友である。スピルバーグは『未知との遭遇』公開直後から同時期に公開された『スター・ウォーズ』の大ファンであった。『インディ・ジョーンズ』シリーズを一緒に製作しているほか、『スター・ウォーズ エピソード3』では、スピルバーグがアシスタント・ディレクターに就いた[注釈 1]。ポーランドで『シンドラーのリスト』を撮影していたスピルバーグに代わって『ジュラシック・パーク』のCGの仕上げや編集などのポストプロダクションを統括したのもルーカスで、『E.T.』のハロウィーンのシーンでヨーダが登場[注釈 2]、『スター・ウォーズ エピソード1』ではエキストラとしてE.T.が登場し[注釈 3]、『未知との遭遇』にはR2-D2が登場していたり[注釈 4]もする。

1981年全米監督協会全米脚本家組合映画芸術科学アカデミーから脱退している。引き金となったのは『帝国の逆襲』の完成後、ルーカスはオープニング・クレジットの省略に関して各協会の許可を取っていなかったこと、自身の名前だけクレジットさせたこと(だが、それはルーカスフィルム・リミテッドという社名であった)から罰金を支払わされたことにある。

日本では、1987年頃から1990年にかけてテレビで放映された、パナソニックから当時発売されていた「パナカラーイクス」 や「HI-Fiマックロード」などのCMに登場していたことでも知られる。この時の繋がりが、東京ディズニーランド並びに東京ディズニーシー内のアトラクション、「スターツアーズ」や「インディー・ジョーンズ・アドベンチャー ?クリスタルスカルの魔宮?」など、アトラクションスポンサーとしての結び付きに繋がってもいる。

長年補佐役を務めるリック・マッカラムはルーカスについて「編集などフィルムを相手にする時は楽しげだが、人間が相手の場合はそれほどではない」と人付き合いを苦手とする一面を語っている。マシ・オカ曰く、性格はかなり人見知りすると言う。「演技指導はスタッフに耳打ちして役者に伝えさせている」とも言っているが、しっかりと自身の言葉で演技指導している。ルーカスの会社であるILMにマシは勤めているが、その社則には「ルーカス氏にサインを求めたらクビ」、「ルーカス氏と5秒以上目を合わせたら石になれ」などの変な規則があると言う[12]が、前述のようにかなり誇張されている。スタッフ会議や演技指導の際には、皆がルーカスに目を合わせている。ただし、キャリー・フィッシャーユアン・マクレガーによると、「演技指導の際に具体的な説明があまり無かった」と言い、「イメージははっきりしているが上手く説明出来ない」と、「ルーカス自身がマクレガーに話していた」と語っている。

自身のSF大作に無名の役者をキャスティングすることが多かったと言われる[13]
家族

『アメリカン・グラフィティ』『
アリスの恋』『タクシードライバー』『スター・ウォーズ』旧三部作などの編集者マーシア・ルーカス(旧姓:グリフィン)は元妻。

養子が3人(年長者から順にアマンダ、ケイティ、ジェット)。アマンダ・ルーカスは女性総合格闘家(DEEP女子・無差別級初代チャンピオン)・ブラジリアン柔術家である。

2013年6月22日、実業家のメロディ・ホブソン(英語版)TED speaker(ドリームワークス・アニメーション元会長[14]、アリエル・インベストメンツ(英語版)社長兼共同CEOスターバックス副会長)と7年越しの交際を経て結婚[15]。同年8月9日、代理出産にて女児Everest Hobson Lucas誕生[16]

制作作品

年度映画監督脚本製作総指揮その他備考
1971
THX 1138
THX1138YesYes
1973アメリカン・グラフィティ
American GraffitiYesYes
1977スター・ウォーズ
Star WarsYesYesYes
1980スター・ウォーズ/帝国の逆襲
Star Wars Episode V: The Empire Strikes BackYesYes原案
1981レイダース/失われたアーク《聖櫃》
Raiders of the Lost ArkYes
1983スター・ウォーズ/ジェダイの復讐


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