ジョーカー_(トランプ)
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ユーカーでは切り札のジャックが「right bower」・切り札と同じ色のジャックが「left bower」と呼ばれて、もっとも強い切り札であったが、ジョーカーは当初「best bower」という名前で、3枚めの切り札のジャックとして追加されたものである[1]。このカードが後にジョーカーと呼ばれ、現在と同様の道化師の姿を持つようになった。

ベスト・バウアーからジョーカーに変わった理由はよくわかっていない。ゲーム名の「ユーカー」から「ジョーカー」が生じたという説もあるが、根拠に乏しい[2]

ジョーカーはしばしばタロット大アルカナに含まれる愚者と比較される。愚者とジョーカーにはその外観やプレイの機能において多くの類似点をもつ。愚者もしばしば最高位の切り札として用いられる。愚者がジョーカーの原型だとする説もあるが、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}現在では否定されている[要出典]。

日本の伝統的なかるた花札の地方札にも「鬼札・幽霊札」などと呼ばれる特殊なカードを含むものがある。
トランプゲームでの使用例4枚のジョーカー

ユーカーやファイブハンドレッドスペードでは最高位の切り札であり、ベニー(benny)またはトップバウアー(top bower)と呼ばれる。歴史の項を参照。

カナスタではジョーカーと各スートの2がワイルドカードである。

チェイス・ザ・エース(Chase the Ace)の変則ルール「チェイス・ザ・ジョーカー」では、Aの代わりにジョーカーが用いられる。

闘地主争上游升級など、中国の多くのゲームでは色付きのジョーカーと白黒のジョーカーを区別し、色付きのジョーカーのほうが強い。なおジョーカーは「王」と呼び(キングのことではない)、色付きのジョーカーは「大王」、白黒のジョーカーは「小王」という。地方によっては「大怪・小怪」、「大鬼・細鬼」などとも呼ぶ。

戦争では、ジョーカーはすべてのカードに勝つ。

ババ抜きでは、逆に最後までジョーカーを持っている人が負けとなる。

大富豪では、任意のカードの代わりにワイルドカードとして使うこと、および通常は最も強い2よりもさらに強いカードとして使うことができる。

トランプ以外での使用例ジョーカー牌

アメリカ合衆国などで行われる麻雀では、麻雀牌の中にジョーカーと呼ばれる牌を混ぜてプレイすることがある(麻雀牌#ジョーカーを参照)。



脚注^The World of Playing Cards: Joker で初期の「best bower」の写真が見られる
^Playing-card History FAQ (The International Playing-Card Society)

関連項目

ジョーク

切り札

道化師










トランプ(Playing card)
ゲーム

あ行

アメリカンページワン

アリュエット

ウインクキラー

うすのろ

絵取り

オンブル

か行

カシノ

カジノウォー

カップル

カナスタ

カリビアンスタッド

カルキュレーション

キャンフィールド

クリベッジ

クレイジーエイト

クロンダイク

ゴー・フィッシュ(英語版)

ゴニンカン

ゴルフ

コンキアン

拱猪

コントラクトブリッジ

さ行

?紅点

ジジ抜き

シットヘッド

シャーフコップフ

ジャック叩き

シュナプセン

争上游

神経衰弱

ジン・ラミー

スカート


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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