ジョン・レノン
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共同作業者

クオリーメン

ビートルズ

プラスティック・オノ・バンド

公式サイト ⇒ジョン・レノン 公式サイト
ジョン・レノン、妻のオノ・ヨーコ(1969年)

ジョン・ウィンストン・オノ・レノン(英語: John Winston Ono Lennon、1940年10月9日 - 1980年12月8日[注釈 2]は、イギリス出身のシンガーソングライターギタリストキーボーディスト平和運動家。ビートルズを創設したリーダーで、ボーカルギターなどを担当するとともに、ポール・マッカートニーと「レノン=マッカートニー」として多くの楽曲を制作した[注釈 3]。1965年にはMBE・大英帝国第5級勲位を受章した[注釈 4]

1970年のビートルズ解散後はアメリカ合衆国に移住し、ソロとして、また妻で芸術家のオノ・ヨーコ(小野洋子)と共に活動した。1975年から約5年間音楽活動から引退し、1980年に復帰するも、同年12月8日ニューヨークの自宅前において銃撃され死亡した。

前妻シンシアとの間に生まれた長男ジュリアンと、ヨーコとの間に生まれた次男ショーンの2人の息子がいる。

主な代表曲としては、ビートルズ時代の「抱きしめたい」「シー・ラヴズ・ユー」「フロム・ミー・トゥ・ユー」、リード・ボーカルをとる「プリーズ・プリーズ・ミー」「ハード・デイズ・ナイト」「エイト・デイズ・ア・ウィーク」「ヘルプ!」「涙の乗車券」「イン・マイ・ライフ」「ノルウェーの森」「ひとりぼっちのあいつ」「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」「アイ・アム・ザ・ウォルラス」「愛こそはすべて」「レボリューション」「カム・トゥゲザー」「ドント・レット・ミー・ダウン」「アクロス・ザ・ユニバース」「ジョンとヨーコのバラード」、また、ソロ時代は「平和を我等に」「インスタント・カーマ」「ラヴ」「イマジン」「パワー・トゥ・ザ・ピープル」「ハッピー・クリスマス(戦争は終った)」「真夜中を突っ走れ」「スターティング・オーヴァー」「ウーマン」などが挙げられる。
生涯
ビートルズデビュー以前
幼年期

1940年10月9日18時30分、第二次世界大戦ドイツによる空襲下に置かれたマージーサイド州リヴァプールで誕生する。アイルランド系であった父のアルフレッド・フレディ・レノン(英語版)(1912年 - 1976年)は労働者階級で商船の乗組員[8]として航海中であり、イングランド人であった母のジュリア・スタンリーは他の男性と同棲していたため、母親の長姉で「ミミ伯母」と呼ばれた中流階級であるメアリー(英語版)(1903年 - 1991年)夫婦に育てられる。ファーストネーム(ジョン)は、父方の祖父のジョン・ジャック・レノン[9]、さらにミドルネーム(ウィンストン)は、当時のイギリスの首相のウィンストン・チャーチルにちなむ[9]。また、スコットランド人の血も引いている[10]ジョンの父・アルフレッド(1966年

レノンを育てた伯母夫妻は中流家庭であった[11]。ビートルズの他の3人のメンバーは労働者階級出身である。1946年に帰国した父に引き取られて数週間一緒に暮らしたが、母に連れ戻される。しかし母と暮らすことはできず、ふたたびミミ夫妻に育てられる。その一方、父は家出して行方不明となった。
少年時代

レノンは1952年9月、グラマー・スクールのクオリー・バンク校(英語版)に入学した。父親代わりだったミミの夫・ジョージ(英語版)(1903年 - 1955年)が1955年に死去した。

レノンのティーンエイジャー時代のイギリスでは、ロニー・ドネガン(英語版)の「ロック・アイランド・ライン」が1956年に大ヒットとなり、スキッフル・ブームが起きた[12]。さらに1956年、エルヴィス・プレスリーの「ハートブレイク・ホテル」を聴き、ロックンロールに衝撃を受けたレノンは、初めてのギターとなるギャロトーン・チャンピオンを新聞の通信販売で購入した。この頃、母が近くに住んでいることを知ったレノンは、彼女の家へ通うようになった。夫・フレッドからバンジョーのコードを教わっていたジュリアは、レノンにバンジョーのコードをいくつか教え音楽に関心を向けさせた。

1957年、第1作にあたる「ハロー・リトル・ガール[注釈 5]を作曲する。当時からギター、ヴォーカルを担当していた。
ポール、ジョージとの出会い

3月、クオリー・バンク校で、級友たちとスキッフルバンド「クオリーメン」を結成した。レノン以外のメンバーが定着しないまま活動を続けていた7月6日、演奏のためウールトンのセント・ピーターズ教会(英語版)に赴いた際、共通の友人たるアイヴァン・ボーンにポール・マッカートニーを紹介される[注釈 6]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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