1914年、メキシコ国境警備を担当する第8旅団長に就任。1915年にはフレデリック・ファストン
(英語版)少将指揮下のパンチョ・ヴィジャ討伐軍に加わった。このとき、部下の一人に当時少尉だったジョージ・パットンがいた。この遠征中、サンフランシスコの自宅は火事に遭い、パーシングは妻と三人の娘を失っている(このとき、6歳の息子フランシス・ウォーレン(Francis Warren)だけが助かった)。1917年、第一次世界大戦でアメリカがドイツ帝国に宣戦布告する。ウッドロウ・ウィルソン大統領はパーシングをヨーロッパ派遣軍(AEF)総司令官に指名し、あわせて少将に昇進させた。1918年には大将に任ぜられ、ムーズ=アルゴンヌの攻勢およびサン=ミエルの戦い(フランス語版、英語版)を指揮。連合国の勝利に大きく貢献した。このときパーシングの副官の1人だったのがジョージ・C・マーシャル(当時大佐)であり、またダグラス・マッカーサー(当時准将)も彼のもとで師団長として戦った。
ヨーロッパでの活躍によりパーシングは一躍英雄となり、1919年には彼のために特別に制定された合衆国総軍元帥の地位についた。一方、ヨーロッパにおいてパーシングは前線から遥か後方で指揮をとり、前線の野戦指揮官の具申をしばしば退けたことから、部下との間に軋轢が生じることもあったという。特にマッカーサーは、これが原因でパーシングに批判的態度をとるようになる。 1920年にはパーシングを大統領にしようという動きがおこる。パーシングは共和党員だったが、あまりにも民主党ウィルソン政権寄りだと党内ではみなされていた。このため結局、大統領候補に指名されることはなかった。1921年には陸軍参謀総長に就任。1924年に退役するまでこの地位にあった。 その後は悠悠自適の老後を送り、1931年には回顧録『世界大戦での経験』 (ISBN 0830640061) を出版。これは1932年度ピューリッツァー賞を受賞した。また、1941年に制定されたドイツ占領軍戦功章には、第一次世界大戦での功績を讃え、彼の肖像がデザインされている。第二次世界大戦を生き延びたパーシングは、アメリカの勝利を見届けたのち、1948年に没した。合衆国政府は国葬をもってこの老将の死を悼んだ。彼亡きあとのパーシング家は息子のフランシス・ウォーレンが引き継いだ。 中距離弾道ミサイルMGM-31パーシングおよびM26パーシング戦車は、彼の名を冠している。
第一次世界大戦後
脚注^ “トランプ氏、イスラム過激派の処刑を支持? ツイートがまた物議”
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⇒Biography of John J. Pershing
⇒General of the Armies John J. Pershing
⇒Black Jack Pershing in Cuba
⇒Pershing Rifles salute to John J. Pershing
先代
ペイトン・C・マーチアメリカ陸軍参謀総長
第10代:1921 - 1924次代
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