指揮者としては、アーサー・フィードラーの死後、空席となっていたボストン・ポップス・オーケストラの指揮者を1980年から1993年まで務め、退任後も名誉指揮者としてたびたび指揮台に立っている。同オーケストラを指揮したホルストの『惑星』やガーシュウィンの『ラプソディ・イン・ブルー』、自作の映画音楽など多数の録音がある。
尚、彼はインディアナ・ジョーンズシリーズの第5作目で作曲家を引退すると発表していたが、2023年1月12日に50年間にわたるコラボレーションを記念するイベント「Spielberg/Williams: 50 Years of Music and Movies」に登場。ウィリアムズのコンサートに来ていたスピルバーグはトークの中で「スティーブンにはいろんな顔があります。監督、プロデューサー、スタジオ社長、脚本家、慈善家、教育者。誰彼かまわずノーを言える男ではありません」と話した。スピルバーグは、電気工学者だった父・アーノルドが100歳まで働いていたことに言及し、これを聞いた90歳のウィリアムズは、「まだあと10年ある。もう少しやりましょう」と発言すると、突然の引退撤回に驚いたスピルバーグは、「引退する時は一緒だといつも言っていたんです。だから、彼が引退しないなら私も引退しません」と笑い、「次回作を考えるために帰ったほうがいいな」と冗談を口にしたという。[8]
2023年1月27日にスティーブン・スピルバーグ監督が盟友の映画作曲家ジョン・ウィリアムズのドキュメンタリー番組を製作していることが明らかになった。[9] 米国のハル・レナード社(Hal Leonard)から「ジョン・ウィリアムズ・シグネチャー」のシリーズ名でスコア+パート譜が多数発売されている。スピルバーグ作品やスター・ウォーズ全9作をはじめとする映画音楽はコンサート用にアレンジされたもので、オーケストラ版と吹奏楽用アレンジが選べる作品も並ぶ。映画音楽をオーケストラで演奏したい場合、複雑な手続きを経て映画会社のレンタル楽譜を利用するケースが多い中、まとまった量の出版が行われている例は珍しい。映画音楽の他、トランペット協奏曲、テューバ協奏曲、オリンピックのための作品も含まれている。 父のジョニー・ウイリアムズはジャズ奏者で、レイモンド・スコット・クインテットでドラムとパーカッションを担当していた。TOTOのメンバーで、ポピュラー作曲家、ボーカリストのジョセフ・ウィリアムズと、ワールド・トレイドのメンバーなどで知られるドラマーのマーク・T・ウィリアムズは、どちらも息子である。 1956年に女優のバーバラ・リュイック
楽譜出版
私生活
受賞歴
アカデミー賞 5回(作曲賞 4回・編曲賞 1回)/54回
アカデミー賞ノミネート54回は存命の映画人の中で最も多い。ノミネート数はウォルト・ディズニーの59回(内22回受賞)に次いで歴代2位である。
ノミネート止まり48回は史上最多である。
エミー賞 3回/6回
グラミー賞 31回/81回
英国アカデミー賞 7回/16回
ゴールデングローブ賞 4回/27回
アストゥリアス皇太子賞 芸術部門
作品一覧
映画音楽
1961年『秘密諜報機関』 ※ジョニー・ウィリアムズ名義
1961年『独身アパート』 ※ジョニー・ウィリアムズ名義
1962年『ダイアモンド・ヘッド』 ※ジョニー・ウィリアムズ名義
1964年『殺人者たち』 ※ジョニー・ウィリアムズ名義
1965年『宇宙家族ロビンソン』テレビドラマ