ジョン・ウィリアムズ_(作曲家)
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彼の作品は、他の映画作曲家や現代のクラシック音楽やポピュラー音楽にも大きな影響を与えている[5]
来歴

ニューヨーク・フラッシング地区生まれ。1948年にロサンゼルスへ一家で引っ越す。ノース・ハリウッド高校を卒業後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校で亡命ユダヤ系イタリア人作曲家のカステルヌオーヴォ=テデスコに師事。1952年にアメリカ空軍に徴兵される。アメリカ空軍では音楽隊に所属し編曲指揮を担当。1955年に兵役を終えジュリアード音楽院ピアノ科へ進学し、ロジーナ・レヴィーンに師事。在学時よりジャズピアニストとして活動。

ブレイク・エドワーズ監督のテレビシリーズ『ピーター・ガン』(1958年)のサウンドトラック(ヘンリー・マンシーニ作曲)にピアニストとして参加。1965年から編曲家・オーケストレーターのハーバート・W・スペンサー(英語版)との共同作業を開始し、そのコラボレーションは1992年にスペンサーが亡くなるまで続いた。大学時代にテデスコの許でオーケストレーションを含む様々な作曲法を勉強し、コラボレーションに頼らずとも作品を完成させることが出来たが、ハリウッド映画産業の慣例で作曲家組合、編曲家組合のそれぞれの組合員の仕事の範疇が厳格に規定されているためそれに従った。エイヴリー・フィッシャー・ホールにて、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の総譜を指揮するウィリアムズ。

アーウィン・アレン監督のテレビシリーズ『宇宙家族ロビンソン』(1965年)、『タイムトンネル』や映画『チップス先生さようなら』(1969年)、『屋根の上のバイオリン弾き』(1971年、アカデミー編曲賞)、『ポセイドン・アドベンチャー』(1972年)等の音楽担当として注目され、スティーヴン・スピルバーグ監督の『ジョーズ』(1975年)の音楽がアカデミー作曲賞を受賞。名実ともに映画音楽の第一人者となる。一連のスピルバーグ作品、『スター・ウォーズシリーズ』、後述するオリンピックの開会式の音楽が知られる。これらの作品は映画音楽を題材としたドキュメンタリー映画『すばらしき映画音楽たち』でも取り上げられた[6][7][注 1]

指揮者としては、アーサー・フィードラーの死後、空席となっていたボストン・ポップス・オーケストラ指揮者1980年から1993年まで務め、退任後も名誉指揮者としてたびたび指揮台に立っている。同オーケストラを指揮したホルストの『惑星』やガーシュウィンの『ラプソディ・イン・ブルー』、自作の映画音楽など多数の録音がある。

尚、彼はインディアナ・ジョーンズシリーズの第5作目で作曲家を引退すると発表していたが、2023年1月12日に50年間にわたるコラボレーションを記念するイベント「Spielberg/Williams: 50 Years of Music and Movies」に登場。ウィリアムズのコンサートに来ていたスピルバーグはトークの中で「スティーブンにはいろんな顔があります。監督、プロデューサー、スタジオ社長、脚本家、慈善家、教育者。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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