ジョン・ウィリアムズ_(作曲家)
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これまでに『スター・ウォーズ』、『シンドラーのリスト』、『未知との遭遇』、『スーパーマン』、『E.T.』、『インディ・ジョーンズ』、『ホーム・アローン』、『ジョーズ』、『ジュラシック・パーク』、『ハリー・ポッター』などジョージ・ルーカスおよびスティーヴン・スピルバーグ監督作品を中心にの多くの映画音楽を作曲しており[3]アメリカの興行収入(インフレ調整後)上位25作品のうち8作品を作曲している[4]。また、オーケストラアンサンブル協奏曲やその他の作品も数多く作曲してきた。1980年から1993年までボストン・ポップスの首席指揮者を務め、ボストン・ポップスの名誉指揮者でもある。1974年からはスティーヴン・スピルバーグ監督とも交流があり、彼の長編映画のうち5作品を除くすべての作品の音楽を作曲している。他には、1984年ロサンゼルスオリンピック、テレビシリーズ『宇宙家族ロビンソン』や『巨人の惑星』などのテーマ音楽がある。2000年にハリウッド・ボウルの殿堂入りを果たし、2004年にはケネディ・センター名誉賞、2016年にはAFI生涯功労賞を受賞している。彼の作品は、他の映画作曲家や現代のクラシック音楽やポピュラー音楽にも大きな影響を与えている[5]
来歴

ニューヨーク・フラッシング地区生まれ。1948年にロサンゼルスへ一家で引っ越す。ノース・ハリウッド高校を卒業後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校で亡命ユダヤ系イタリア人作曲家のカステルヌオーヴォ=テデスコに師事。1952年にアメリカ空軍に徴兵される。アメリカ空軍では音楽隊に所属し編曲指揮を担当。1955年に兵役を終えジュリアード音楽院ピアノ科へ進学し、ロジーナ・レヴィーンに師事。在学時よりジャズピアニストとして活動。

ブレイク・エドワーズ監督のテレビシリーズ『ピーター・ガン』(1958年)のサウンドトラック(ヘンリー・マンシーニ作曲)にピアニストとして参加。1965年から編曲家・オーケストレーターのハーバート・W・スペンサー(英語版)との共同作業を開始し、そのコラボレーションは1992年にスペンサーが亡くなるまで続いた。大学時代にテデスコの許でオーケストレーションを含む様々な作曲法を勉強し、コラボレーションに頼らずとも作品を完成させることが出来たが、ハリウッド映画産業の慣例で作曲家組合、編曲家組合のそれぞれの組合員の仕事の範疇が厳格に規定されているためそれに従った。エイヴリー・フィッシャー・ホールにて、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の総譜を指揮するウィリアムズ。

アーウィン・アレン監督のテレビシリーズ『宇宙家族ロビンソン』(1965年)、『タイムトンネル』や映画『チップス先生さようなら』(1969年)、『屋根の上のバイオリン弾き』(1971年、アカデミー編曲賞)、『ポセイドン・アドベンチャー』(1972年)等の音楽担当として注目され、スティーヴン・スピルバーグ監督の『ジョーズ』(1975年)の音楽がアカデミー作曲賞を受賞。


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