楽曲「ライズ」について「この曲は20年くらい前に書いたもので、ネルソン・マンデラと当時の南アフリカ警察の拷問の手法について扱ったものなんだ。だから俺には本当に痛みの伴う作品なんだ」と述べている[30]。
2013年に再結成PILとして北京と上海で行う公演のため中国に入国する前に、当局から「これまでの歌詞を全て提示するよう」要求されている[31]。ライドンは「政府にこれまで書いた歌詞を全て見せろと言われた。驚いたことに許可が下りた。相当趣味が良いか、そもそも俺が何やってるのか分かってないかのどっちかだ」と述べている[31][32]。
交友関係同僚だった故シド・ヴィシャス(B) 1978年
アメリカのテレビ番組でシド・ヴィシャスに関してコメントを求められた時は、「ピストルズなんて聴いた事ないんだろ?」と悪態をつきながらも、「あの頃はみんな自分の事だけで精一杯で、誰もあいつを助けてやれなかったんだ」と言って涙を見せた。ジョンにとって、シドは悪ガキ時代の大切な仲間だった。
ザ・フーのピート・タウンゼントは映画「クアドロフェニア」の主演の最初の候補に、ジョニー・ロットンを想定していたと語っている[33]。また、ライドンは、ピート・タウンゼントにはアマチュア時代から目を掛けてもらっており「ピートは俺にとって父親の様な存在だ!」と述べている。ピート・タウンゼントも「ジョンは凄いダイアモンド。インテリで頭がキレる」と絶賛している。
ローリング・ストーンズについては 「まあ、頑張ってほしいよ。ストーンズは俺の敵じゃない。ミック・ジャガーは俺たちにとってはすごくいい事をいくつかやってくれてて、初期のセックス・ピストルズでシドが面倒ばっかり起こしてた頃、ミックが裏で動いてくれてて、俺たちに弁護士やらいろんな事を紹介してくれてて、当時の俺たちにはできるはずのなかった事を提供してくれてたんだ」と述べている[34]。
ピンク・フロイドのシド・バレット、デヴィッド・ギルモアやロジャー・ウォーターズとも親交があり、マリブの邸宅は近所なのでよく連れだってリムジンに同乗し、パーティーに出かけたりしている。ニューズ・ウィークのインタビューでライドンは、ドナルド・トランプやグリーン・デイなどについて語っている。 妻は音楽プロモーターだったノラ・フォースター
婚姻関係
妻ノラは法的には結婚をしていないことを明かしているが、彼女の事は妻だと紹介している。ノラはライドンより14歳年上で、前夫(ドイツ歌手フランク・フォースター)との間にできた娘はスリッツのボーカリスト、アリ・アップである。また、ノラはドイツの大手出版業者の資産家の娘で、ライドンは彼女の資産を運用し、不動産開発業者になったと噂があるが、事実はライドンがイギリスの日刊紙ザ・サンに冗談で発言したものが広まって行っただけである[35]。
1988年12月21日に起こったパンアメリカン航空103便爆破事件のロンドン発ニューヨーク行き便に搭乗予定だったが、妻ノラの荷造りが間に合わず乗り遅れ、結果的に命拾いをした[36]。
2010年、義娘アリ・アップが乳がんで亡くなる。彼女には3人の子供(義孫になる)がおり、ノラと共に後見人となった[37]。
2020年、コロナによる世界的パンデミックの最中、ジョン・ライドンは『ミラー』紙で近況について語っている。その中のインタビューでは、妻のノラがアルツハイマー病を患い、専門家を頼りつつフルタイムでの介護を行なっていると答えていた[38]。そして2023年4月、妻が亡くなった訃報を伝えた[39]。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ プラントは70年代、『黄金の神』というニックネームを持っていた。
出典^ Lydon, John (2014). Anger Is An Energy: My Life Uncensored. Simon & Schuster. .mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 978-1471137198
^ “ ⇒Rocklist.net...Q Magazine Lists..”. Q - 100 Greatest Singers (2007年4月). 2013年5月21日閲覧。
^ “John Lydon talks football with Ian Wright” (Video interview). YouTube. London: Absolute Radio (2011年2月24日). 2022年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月12日閲覧。
^ ⇒“Sex Pistols John Lydon admits being Arsenal mad”. Tribal Football. (2015年9月17日). ⇒http://www.tribalfootball.com/articles/sex-pistols-john-lydon-admits-being-arsenal-mad-1274901
^ a b c d e f “ ⇒John Lydon - Biography”. Allmusic. 2016年3月21日閲覧。
^ a b “ジョン・ライドンが語る、少年時代やシド・ヴィシャスの思い出、自身の食材遍歴”. RO69 (2015年10月22日). 2016年3月21日閲覧。
^ “ピストルズのジョン・ライドン、子供時代に患った髄膜炎とその“最悪感”を語る”. ガジェット通信 (2012年4月20日). 2014年3月5日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2013年8月18日閲覧。
^ “ジョン・ライドン、子供時代に昏睡状態に陥り「怒りはエネルギーだ」と学んだと語る”. RO69 (2015年5月11日). 2016年3月21日閲覧。
^ “ ⇒SEX PISTOLS Biography”. デストロイ・エキサイト:Destroy.excite. 2013年8月29日閲覧。
^ セックス・ピストルズ『伝説のラスト・ライヴ』
^ “「○○は死んだ」は誰の発言? ジャンルへの死亡宣告まとめ”. OOPS! (2011年12月16日). 2013年8月18日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2013年8月18日閲覧。
^ a b c d e “Biography - パブリック・イメージ・リミテッド”. Universal Music Japan. 2016年3月23日閲覧。