ウェドンは、『バッフィ/ザ・バンパイア・キラー』、『トイ・ストーリー』、『エイリアン4』、『タイタンA.E.』といった映画の脚本を執筆(あるいは共同執筆)した。『トイ・ストーリー』の脚本では、アカデミー賞にノミネートされた。
また、スタッフとして名前は出ていないが、『スピード』、『ウォーターワールド』、『ツイスター』、『X-メン』といった作品で脚本のドラフト版の修正や書き直しなどを行った。ただし、『スピード』以外ではウィードンが書いた部分は最終脚本には残っていない[要出典]。インタビューではウィードンは残る3作品との関わりを否定している。『エイリアン4』向けに彼が書いた脚本は、監督のジャン=ピエール・ジュネが変えてしまった[要出典]。『ウォーターワールド』向けの脚本は捨てられ、『X-メン』の最終脚本には彼の書いた部分は2行しか残らなかった[11]。バフィーの映画版でさえ、彼の脚本との類似点は少ない[12]。『スピード』の脚本家として名前が出ているグレアム・ヨストによれば、台詞の大部分はウィードンが書いたものだという。
2005年、彼は『セレニティー』の監督・脚本を務め、2006年のヒューゴー賞Best Dramatic Presentation, Long Formを受賞した。2006年1月には映画会社の後援もあり、『セレニティー』を世界各地でチャリティ公開するファンの活動が始まった[13]。収益金はジョス・ウィードンも支援している人権団体Equality Nowに寄付されている。
ウェドンは『ワンダーウーマン』映画版の監督・脚本を務める契約を結んでいたが、2007年2月3日に降板することを公表した[14]。
2008年には、自主製作で短編のホラー・ミュージカル・コメディ映画『Dr. Horrible's Sing-Along Blog
』をインターネット上で発表。この作品で様々な賞を受賞している。2011年には製作・共同脚本担当(監督、共同脚本:ドリュー・ゴダード)のホラー映画『キャビン』が公開。2012年には監督・脚本を務めた『アベンジャーズ』が公開。 ウェドンはコミックファンでもあり、ダークホースコミックスで『バフィー』の世界の遠未来[15] を描いた『Fray』の原作も書いている。『Buffy the Vampire Slayer Season Eight』のエピソード「Time of Your Life」でも、この『Fray』の世界に再び戻っている[16]。他にも『聖少女バフィー』シリーズのコミックの原作をいくつも手がけている。 また、『ファイヤーフライ』および映画版『セレニティー』へとつながるコミック『Serenity: Those Left Behind』と『Serenity: Better Days』の原作も書いた(共同執筆)。 マーベル・コミックでは『Astonishing X-Men』の原作を書いていた(2008年に原作をWarren Ellisに引き継いだ)。 年題名備考
コミック
フィルモグラフィー
1992バッフィ/ザ・バンパイア・キラー
Buffy the Vampire Slayer脚本
1994ゲッタウェイ
The Getaway共同脚本(クレジットなし)
スピード
Speed共同脚本(クレジットなし)
1995ウォーターワールド
Waterworld共同脚本(クレジットなし)
トイ・ストーリー
Toy Story共同脚本
1997エイリアン4
Alien: Resurrection脚本
2000タイタンA.E.
Titan A.E.共同脚本
X-メン
X-MEN脚本(トリートメント)
2001アトランティス/失われた帝国
Atlantis: The Lost Empire脚本(トリートメント)
2005セレニティー
Serenity監督/脚本
2011マイティ・ソー
Thorラストシーンのみ監督
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
Captain America: The First Avenger共同脚本(クレジットなし)
2012キャビン
Cabin共同脚本
アベンジャーズ
Marvel's The Avengers監督/脚本
Much Ado About Nothing
2014イン・ユア・アイズ 近くて遠い恋人たち
In Your Eyes脚本/製作総指揮
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー