ジュリアナ東京
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また、小箱の「クラブ」に日本のダンスシーンのブームが移ったことと、さらに1980年代前半から続いたと言われる「第二次ディスコブーム」自体の終焉であったと言われることも多い。

1994年8月31日の営業最終日は無料開放となり、閉店を惜しむファンが全国から詰め掛けた。数千人収容できるホールにも入りきらず、入場待ち列が田町駅まで続くほどで、翌日昼過ぎまでアンコールの声が続いた。最終営業日の入場者数は約4000人。1万人が並んだと言われ、入場できないゲストの様子がTVでも放映された。
その後

閉店後のジュリアナ東京跡では、総合スポーツセレクトショップ「ASR芝浦」がディスコ時代の建物を一部小変更した上で営業していたが、2011年1月5日に閉店した。その後、東運レジヤーは2014年1月に株主総会で解散を決議した後、同年7月に特別清算。ジュリアナ東京に関する商標権等は東京リクリエーションに移った。

2008年に「avex20th anniversary」企画として、Club Legendが実施され、かつてディスコ「MZA有明」だったディファ有明において、一日限りジュリアナ東京が復活した。その時の入場者数も4000人、1万3000人が並んだとされる。

2018年10月26日、大阪市北区堂山町にて、JULIANA'S TOKYO BRITISH DISCOTHEQUE IN OSAKA として復活したが、2020年5月、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により閉店した[6]

2021年11月6日ジュリアナ東京30周年前夜祭にて六本木、バーレスク東京、2021年11月13日14日の2日間限定で渋谷CAMELOTにてジュリアナ東京30周年イベントが行われた。
店内施設
エントランス・キャッシャー・フロント
パープルテント下のレッドカーペットを通り、キャッシャーにてエントランスフィーを支払う。VIPはそのままエスコートのアテンドによりVIPルームへ。
リテールショップ
飲食チケット、ジュリアナグッズの販売。ジュリアナのロゴの入った紙の扇子はここで販売。羽の扇子は売っていない。
クローク
エントランスから巨大自動ドアの間のオブジェの飾られた通路の右側(VIP専用)。
DJブース
巨大自動ドアの先前。
Wall
入口を背にして左側のフロア。
Island
入口を背にして右側のフロア。
Wallbar
Wallフロアにあるbar。
Islandbar
Islandフロアのbar。
ブリッジ
WallとIslandをDJブースの直上で繋ぐブリッジ。ダンスフロアを一望できる。
お立ち台
高さ約130cm、幅6 - 7m、奥行1 - 1.5m。各両脇から登台可。長方形ではなく、ダンスフロア側は扇方状の弧の様になっていた。縁は真鍮でコーディング。ダンスフロアをはさんで左右に設置。お立ち台の下はボディソニックスピーカー。後に撤去され、クリスタル(サイド)ステージと名前を変え、高さも面積も縮小され復活。
雛壇(ステージ)
ライブを行うときは、フラットにされステージとして利用、この時はゲスト(一般客)は利用不可になる。
VIP Room I
アイランドフロア手前中二階にあるオープンなVIPシート。通称V1。
VIP Room II
アイランドフロア奥二階にあるガラス張りのVIP Room。通称V2。
Lady's VIP
V1の1階壁に沿って設置された女性専用VIPシート。
PrivateRoom
アーティスト控室として利用。トイレの前のWallフロアの最奥ステージ横の隔離スペース。ライブが無い時は主にゴミ置き場として利用。
トイレ
Wall奥、男女各1。
KFCケンタッキーフライドチキン
Wall手前、フードサービスコーナー。
駐車場(立体)
VIP専用。ポーターが車のアテンド管理をしてくれる。
Exit(閉店時出口)
閉店30分前より、wallフロアのケンタッキーフライドチキンの隣のドアを開き、退店用出口として解放。
参考情報
下記は関係者以外入室不可。

スタッフルーム: V1の1階。トイレあり。男女兼用。更衣もここ(女子用カーテン有り)。

ストックルーム: V2の1階。酒、DJ関係機材レコード等。

事務室: リテールショップの裏。キャッシャーの内部(柱の窓の裏部分)。タイムカードはここで押す。

事務所: 東運レジャービル4F、立体駐車場隣接。

システム

飲食はチケット制(VIP Room除く)

エントランスフィーは男性5,000円、女性4,500円(週末、祝祭日前は500円追加)。ただし、入場時に飲食チケットを14枚(3,500円相当)付与。

CDフリーエントランスチケットは飲食チケットはつかなく、
祝祭日前日は使用不可。

日曜日はレディースナイトで女性はエントランスフリー。

チケットがなくなった場合、1,000円単位で追加購入可。

チケットは、初期、中期、後期と3種類存在。

また、ドリンク専用、フード専用、兼用のチケットが存在。

VIP charge

V1 - 3,000円/per 2hours default

V2 - 4,000円/per 2hours default

ドン・ペリニヨン ロゼ - 88,000円

レミーマルタン ルイ13世 - 380,000円 など

ジントニ2tickets ビール(クアーズ)2ticketsなどdrink2?4tickets

SSS(シーフードスペシャルサラダ)5tickets フライドポテト2ticketsなどfood2?5tickets


パープルカードはエントランスフリー(マハラジャのカレッジカードとは違い女性専用、発行はかなり厳しかったがだんだん緩やかに)。

インビテーションをほとんど発行しない。

選曲の傾向

ジュリアナで当時流れていた曲の傾向は以下の通り。尚、各区分には明確な年代境界があるわけではなく、ここでは便宜上そのように表記している。
黎明期 (オープンから
1991年秋頃) - イタロハウス
イタロハウスを中心としてはいたが、どちらかと言えばオールジャンルな傾向があった。
絶頂期 (1991年冬頃から1992年頃) - ハードコアテクノ
T99の"アナスタシア"が受けた事により、それ以降はテクノがメインとなる。選曲傾向は初期のハードコアテクノが多い。中でも、ジュリアナで好まれていたのは、無機質なリズムへオーケストラ・ヒットを乗せ、ソウルミュージックの女性歌手のサンプリング(特に絶叫に近いもの)を被せた典型的なレイブサウンドが多かった。当時、洋楽邦楽問わず乱造されたような、間奏部分にとりあえずラップを挿入した曲も比較的多い。当時、日本ではこの系統のジャンルにあたる名称が無かったため、エイベックスではフリーペーパー「ビートフリーク」などで「発狂テクノ」または「デステクノ」などと呼称していた事もある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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