ジュスティーヌ・トリエ(Justine Triet, フランス語発音: [?ystin t?ije]; 1978年7月17日[1] - )は、フランスの映画監督、脚本家、編集技師である[3]。
2023年に法廷スリラー『落下の解剖学』により第76回カンヌ国際映画祭で女性映画監督としては史上3人目となるパルム・ドール受賞を果たした。また2024年に女性のフランス人映画製作者としては史上初めてアカデミー賞監督賞と脚本賞にノミネートされ、脚本賞を受賞した。 トリエはパリ国立高等美術学校を卒業している[1]。彼女の長編映画監督デビュー作『ソルフェリーノの戦い
キャリア
2016年、彼女はロマンティック・コメディ・ドラマ『ヴィクトリア(英語版)』の脚本・監督を務め[3]、第42回セザール賞(英語版)作品賞(英語版)とオリジナル脚本賞(英語版)にノミネートされた[8]。2019年、彼女が監督・脚本を務めたコメディ・ドラマ映画『愛欲のセラピー(英語版)』が第72回カンヌ国際映画祭でプレミア上映され、コンペティション部門でパルム・ドールを争った[9]。
2023年、彼女の法廷スリラー『落下の解剖学』が第76回カンヌ国際映画祭に出品され[10]、女性の監督としては史上3人目となるパルム・ドール受賞を果たした[11]。またゴールデングローブ賞では脚本賞と外国語映画賞を受賞した[12]。2024年、トリエは『落下の解剖学』によりフランス人映画製作者としては史上初、女性映画監督としては史上8人目となるアカデミー賞監督賞候補者となった[13]。またアカデミー賞脚本賞でも候補に挙がり[13]、『落下の解剖学』は作品賞を含む計5部門の候補となった[14]。トリエはさらに英国アカデミー賞作品賞で7部門で候補に挙がった『落下の解剖学』でオリジナル脚本賞を受賞し、監督賞と非英語作品賞でも候補となった[15]。