ジャン・ジロー
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^ ただし、漫画以外では1969年にオプタ社の挿絵をメビウス名義で手がけていた時期がある[13]。この頃のメビウスの細密画風の絵には、ヴァージル・フィンレイなどのアメリカのSF挿絵画家の影響が色濃く表れている[9]。またメビウスは後述の『巨根男』もフィンレイの影響のもとで描かれていると述べている[25]
^ 『アルザック』を含め、『メタル・ユルラン』創刊当時のメビウスの作風はドリュイエの影響を強く受けている[26]
^ ジローは宗教団体ISO-ZENに入り1978年から1986年までのあいだタヒチにある教団の芸術家村で生活をしていたが、入信のきっかけはホドロフスキーとの交流で無意識の世界に興味を持ったことであった[30]。後にはアンスティンクトセラピー(英語版)にも入信している。いずれも家族を引き連れての入信であったが、その後こうした新興宗教団体とは距離を置くようになった[26]
^ トニー・スコット監督の映画『クリムゾン・タイド』(1995年)には、デンゼル・ワシントンが演じるロン・ハンター少佐が、ジローのサーファーはジャック・カービーによるサーファーとは別物であると言及するシーンがある。
^ 谷口の作品『事件屋稼業』のキャラクターはメビウスの短編から取られている[65]。谷口はジャン・ジロー/メビウスをはじめとしてフランソワ・スクイテン、ポール・ジロン、エンキ・ビラルパラシオス、ミッシェル・クレスピらバンドデシネ作家から多くの影響を受けたが、その後独自の画風を確立し、また題材もSFや探偵ものから私小説的な世界を中心とするようになった。谷口の作品はフランスをはじめ海外で多数翻訳されて高い評価を受けており、特に『歩くひと』(1990年)のフランス語版はメビウスの目にとまり、これがきっかけで『イカル』での共作が実現することになった[66]

参照^ Screech, Matthew. 2005. "A challenge to Convention: Jean Giraud/Gir/Moebius" Chapter 4 in Masters of the ninth art: bandes dessinees and Franco-Belgian identity. Liverpool University Press. pp 95 - 128.
^ a b c d e f g 原(編)、214頁。
^ 中里、199-202頁。
^ メビウス、サドゥール、112頁。
^ 古永、原、208頁。
^ a b メビウス、サドゥール、112頁・116頁。
^ メビウス、サドゥール、112頁・115頁。
^ メビウス、サドゥール、123頁(訳注3)。
^ a b c d “ ⇒【BD研究会レポート】メビウス追悼 ダニエル・ピゾリ氏が語るメビウス〔ジャン・ジロー編〕”. BDfile. 小学館集英社プロダクション (2012年5月9日). 2012年10月31日閲覧。
^ Giraud, Jean. "Introduction to King of the Buffalo by Jean Giraud". 1989. Moebius 9: Blueberry. Graphitti designs.

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