ジャンボーグA
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ジャンセスナが故障していた時には、伴野からPATの臨時隊員を命ぜられたこともあった。

初期企画書での名称は「真一」、確認資料での名称は「牧 羊介」[17][5]

立花 和也
小学生。信也の一人息子でナオキの甥にあたる[15]。ナオキを兄のように慕い、よく一緒に行動するが、それゆえグロース星人が起こす事件に巻き込まれることも多い。また母・茂子がPAT基地内で経営するスナックを手伝うこともある。第6話ではジャンセスナを買い戻そうとするナオキを手助けしていた。ジャンボーグAを亡き父・信也の生まれ変わりと信じる夢見がちな性格で、かつAに対する過剰な依存心を見せ、それを母に咎められても反発するほど。
立花 茂子
和也の母。ナオキの義姉(兄嫁)にあたる。夫である信也の殉職後、PAT基地内でサロン「スナック・PAT」を経営しながら、和也を女手一つで育てている[16][15]。和也と親しく接するナオキに感謝する一方、怪獣出現に際し危険を顧みないナオキと和也をいつも気遣っている。ナオキがジャンカーZを購入する際には、結婚指輪を質入れして借りたお金を貸している。
PAT(パット)

地球パトロール隊の通称名で、Pro-tective Attack Teamの略[18][19][注釈 3]

宇宙からの侵略や大規模な異変、怪事件に対応するための組織[19]。世界各地に支部があり、日本支部は関東近辺の某山脈の地下にある[19][注釈 4]。また、宇宙航空研究所や航空防衛隊ミサイル基地、宇宙防衛基地などの関連施設が各地にあり、必要に応じて使われる[19]。日本支部の実動員は少数で、その他に警備員、作業員、技術者などが基地内で多数働いている。ヨーロッパ支部がグロース星人の地球基地の一つを壊滅させる(第24話冒頭の台詞より)など怪獣相手でなければグロース星人に打撃を与えられる戦力を有しており、グロース星人も度々PAT基地をスパイ・破壊工作の標的にした(第23-24話)。

PATスーツは男女共通のデザインで、耐熱・耐寒・防弾機能に優れている。気密性が高いため、短時間であれば宇宙服としても使用可能[21][22]。また、強力なレーザーガンPATガンを携帯する[21][22]

PATは多くの殉職者や異動する隊員が出た組織である[19]。特に隊長の戦死や異動が多く、隊長は劇中3回も変わる。第1話から最終話まで登場したのは熊井、野村の2名のみである。
立花 信也(たちばな しんや)
PAT日本支部の初代隊長でナオキの兄[23]。彼のキックボクシングのトレーナーもしていた[23]。グロース星人の侵略活動が始まった際に、キングジャイグラスの攻撃に晒された少女を庇い、破壊された崖の破片の直撃を受け殉職する[23]。主に回想シーンに登場し、新規撮影分では第44話で茂子の見た夢の中に登場している。愛車だった青いマツダ・コスモスポーツは腕時計とともにナオキが形見としてもらい受けている。
岸 竜蔵(きし りゅうぞう)
設定年齢36歳[17]。立花隊長の後を受け、チーフから二代目隊長に昇格[23]。沈着冷静で的確な判断を下す一方でなかなかの熱血漢[23]。突出した行動が目立つナオキを「でしゃばり」呼ばわりしたこともある。第12話の大阪での対デッドファイヤー戦で、炎上するファイティングスターで特攻。休暇でPATヨーロッパ支部から日本に戻っていた弟の京一郎に後を託して殉職する。設定では、活動的で快活であり、冷静さの中にも行動力がある人物とされている[24]
浜田 守(はまだ まもる)
岸の隊長昇格と同時にPATのチーフに就任し、岸の死後は三代目隊長に昇格する[23]。飛行技術に長けており、慎重な性格で部下の面倒見もいい人格者。当初は熊井とともにナオキに対して反感を抱いていたが、ナオキがPATに協力的になり危険に遭遇する機会も増えたことで、彼を気遣う場面も見られた。後に、ヨーロッパのPAT隊長会議に出席するため戦線を離脱。以後、本編に登場することはなかった。設定では、慎重派で笑顔を見せない人物で飛行技術に長けた人物とされている[17]

初期企画書での名称は「沢田 守」で「サワさん」の愛称があり、設定年齢は30歳とされていた[17]。その後の企画書では年齢は27歳とされている[24]

熊井 五郎(くまい ごろう)
設定年齢25歳[17]。メンバー一の巨漢で三枚目な性格[17][23]。当初はナオキを信用せず、衝突することもしばしばあった。しかし次第に打ち解け、ともに行動することも増える。また、メンバー随一のお祭りや行事好きであり、誰よりも楽しんでいる。意外に気が小さく、Aや9に対する依存心を見せることもある。第14話からは浜田の隊長昇格に伴い、チーフに昇格している[23]。第38話以降は主にバモスI世に搭乗する。

初期企画書では「クマゴロー」の愛称があった[17]

野村 せつ子(のむら せつこ)
PATの紅一点。しばしば戦闘に参加し、主に隊長とともにファイティングスターで出撃する。一度だけナオキに「お前こそアンパンみたいな顔しやがって!」と罵られて大いに憤慨したことがある(第2話)[23]。密かにナオキに対して好意を抱いており、重度の白血病で余命幾許も無い友人にナオキとのデートをセッティングしたり(第8話)、ジャンセスナの修理を夜通し行うナオキに夜食を届けたりするなど(第10話)、お節介で口うるさいところがあるが、いかなる相手にも気遣いは忘れない[23]。熊井とともに最後まで活躍した。

初期企画書での名称は「別所友子」で「トモちゃん」の愛称があり、設定年齢は21歳とされていた[17]。その後の企画書では年齢は18歳とされている[24]

風間 一平(かざま いっぺい)
第14話で入隊した新人隊員。これ以前の第9・10話で、一度ナオキの勤める大利根航空に現れて、ナオキと専属パイロットの座を争ったこともある[23]。お調子者で、熊井と組むことが多かった。第19話では母親に自分の活躍を見せたいがために功を焦り、危うく東京への核弾頭投下という最悪の事態を招きそうになる。その責任をとって、実家のある北海道レーダー基地へと更迭処分になった[23]
大羽 健次(おおば けんじ)
一平とともに入隊した新人隊員。当初は軽率な発言をしたりAに依存したりと半人前なところを見せたが、的確な判断力を身につけて活躍の機会を増やしていく。慌てることもあるが基本的には穏やかな性格の持ち主。第42話でサタンゴーネとババラスに捕らえられたナオキと和也を救うため敵基地に侵入した際に、ナオキたちを庇ってババラスの攻撃を受け、殉職する。
村上 浩(むらかみ ひろし)
第32話からPATの隊長代理として浜田隊長不在の間を引き受け、後の四代目隊長となる[23]。アフリカ戦線で活躍していた元SGMのチーフで、着任当初はSGM時代の制服にPATのバッジを着けた服装だった。当初は隊員たちに厳しい態度をとっていたが、すぐに打ち解ける。かつてナオキの兄である立花元隊長に命を救われたことがあり、厳しさもその恩に報いるためだった。持ち前の正義感と確かな実力で、隊員たちを引っ張っていく。

当初はハンターQに乗って駆けつける予定であったが、ミニチュアの製作が間に合わなかったため、ジャンボフェニックスでの登場となった[5]

隊長の交代劇は田口成光によれば毎日放送側から模様替えを求められた結果だという[13]。そのため当初の予定にはなかった『ミラーマン』とのクロスオーバーが実現した。


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