ジャンボフェリー
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その後、坂手港の地元自治会からの要望を受けて[21]小豆島 - 高松港航路の設定が決まり、この区間のみの利用も可能となる[11]

神戸 - 高松航路のうちの神戸発2・3便と、高松発2・3・4便が坂手港経由となっている。夜行となる神戸発1便は高松へ直行し折返し高松発2便で坂手港まで利用可能とする変則的な扱いとなる。ただし、この運航パターンは、繁忙期、ドック入りなどにより変更される場合がある。

運用が2隻のみのため、いずれかがドック入りすると特別ダイヤとなり、1日2便に減便される(ダイヤは要確認。深夜便が運休となる場合もある)

なお、神戸と高松を結ぶ航路の一般旅客の正規運賃は、近畿地方香川県を直接結ぶ公共交通機関では最も安価となっている[注釈 2]

日本海運と四国フェリーが「ニュージャンボフェリー」として参入していた時期もあった。同じ接岸設備、発券所、待合所を使用していたが、四国フェリー便の高松側発券所、待合所は別の建物を設けていた。

神戸 - 高松航路(神戸港新港第3突堤) - 高松東港

毎日4往復運航。

所要時間: 4時間15分

ただし小豆島経由便は4時間40分?45分となっている。



神戸 - 小豆島航路(神戸港(新港第3突堤) - 坂手港

平日3往復、土日祝日は4往復運航。

所要時間: 3時間10分

ただし高松経由の夜行便は約6時間と十分な睡眠時間が確保できる設定となっている。



小豆島 - 高松航路(坂手港 - 高松東港)- 2013年4月24日より運航

毎日2.5往復運航(坂手発2便、高松発3便)。多客時にはフェリー1便(坂手発)、高速艇1往復を増発。

所要時間: 1時間15分(フェリー)、40分(高速艇)

高速艇については、サンポート高松の県営桟橋発着となる。運賃はフェリーも高速艇も同額。


船舶

使用船舶は2隻であり、いずれも船体はドック型揚陸艦のように船橋を前方部に集約配置したユニークな形状をしている。2階車両甲板の大部分は露天であり、そのため全長・全幅が同規模のほかのフェリーと比較して総トン数が500トン程度小さくなっている。

りつりん21990年7月竣工、2000年、2022年改造。3,664総トン、全長115.91m、幅20.00m、馬力24,000PS、航海速力18.5ノット。旅客定員475名。車両積載数:トラック(8t換算)61台。林兼船渠建造。

あおい2022年9月竣工、同年10月22日就航。5,200総トン、全長132m、幅21.00m、航海速力18.5ノット。旅客定員620名。車両積載数:トラック(8t換算)84台。内海造船瀬戸田工場建造。

船内設備エントランス(りつりん2)船内(こんぴら2)車両甲板(りつりん2、操舵室から撮影)車両甲板(こんぴら2)

かつては等級別の船室だったが2022年まで等級は廃止され、モノクラスで運航していた。あおいの就航に伴い、プレミア席を導入。自由席の乗船運賃を基本料金とし、プレミア料金を上乗せすることで指定席や船内設備を利用できる形態となっている。客室内のコンセントは自由に使用可能である。

和室・洋室

和室には、枕や毛布の備付はなく、カーペット敷に乗客各々が任意のスペースで仮眠をとる。

洋室には、リクライニングシートソファーシートがあり、ソファーシートには小机が備え付けられている。

神戸港発1便(深夜便)は、別途2,500円(繁忙期3,000円)で1人用個室の利用が可能。


レディースルーム

チャイルドルーム

ドライバーズルーム(大型トラックドライバー専用)

ベッドルーム

給茶器


浴室・サウナ

りつりん2(男性専用)

あおい(男女浴室あり、サウナなし)

- コインロッカー(リターン式)あり。シャンプー・石鹸・ドライヤー等の備え付けはない(売店で購入可能)。



洗濯機・乾燥機 - 浴室の脱衣場に設置され、有料で利用できる。洗剤は売店で販売している。


自動販売機 - 清涼飲料水・菓子・アイスクリームが購入可能。以前は加ト吉の冷凍スナック(自動加熱)が販売されていた。

マッサージチェア(15分100円)

ゲーム機コーナー(深夜便は休止) - 2020年6月時点では全便で休止中

展望ブリッジ

スモーキングコーナー(甲板) ※客室内は禁煙。

売店 - 営業時間は就航日、便によって異なる。

軽食(うどん・スナック)や菓子・ソフトクリーム(りつりん2のみ)・ジェラート(あおいのみ)・飲料・土産品およびアメニティグッズ(タオル・シャンプー・ハブラシ・空気枕など)のほか、加藤汽船の過去の就航船の絵葉書などのグッズも販売されている。



和室 (R)

洋室 (K)

展望デッキ (K)

浴室 (R)

※画像説明欄:(K) - こんぴら2、(R) - りつりん2。現在は客室内での撮影は禁止[22]
過去に運航されていた船舶

六甲丸(初代)

生駒丸(初代)

六甲丸(2代)

生駒丸(2代)
以上は、
関西汽船の項を参照。

こんぴら
1969年就航。2,834総トン。全長83.5m、幅25.0m。航海速力19.0ノット。旅客定員859名、双胴船。日本鋼管清水造船所建造。1969年就航、1989年引退。

りつりん
2,809総トン。全長83.5m、幅25.0m。航海速力19.0ノット。旅客定員859名、双胴船。1970年就航、1990年引退。

神戸丸神戸丸 - 高松東港(2001年撮影)
3,717総トン。全長110.50m、幅23.0m、航海速力19.5ノット。旅客定員470名。車両積載数:乗用車50台、トラック(8t換算)60台。讃岐造船鉄工所建造。1991年に四国フェリーに就航、1998年神戸 - 高松航路撤退後、2000年「りつりん2」火災に伴い代船として加藤汽船に就航。りつりん2復帰後は予備船となった後2003年に引退。

こんぴら2こんぴら2(2014年撮影)


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