かつては、オークション方式とマーケットメイク(MM)方式、2つの売買方式を採用する市場であった。日本の証券市場では、マーケットメイク方式を唯一JASDAQが採用しているため、これがJASDAQを特徴付けている売買方式であった。しかしながら、日本ではマーケットメイク方式はなじみが少なく、導入企業数は上場企業総数978銘柄のうち、199銘柄にとどまったため、2008年3月21日をもって、マーケットメイク方式は廃止となり、同年3月24日からの取引はすべてオークション方式にて行われることとなった。
2008年4月1日より、マーケットメイク方式にかわる制度として、リクイディティ・プロバイダー制度が導入された。リクイディティ・プロバイダー(LP)制度とは、マーケットメイク方式でのメリットである常に売り気配、買い気配を提示し、流動性を供給するメリットを活かし、取引参加者であるLPが常に買い注文、売り注文の両方もしくはいずれか一方を出すことにより、流動性を供給する制度である。 2006年7月3日に、金融庁の認可を受け、国内の証券取引所としては初めて委員会設置会社に移行。市場運営部門と自主規制部門との業務執行を分けるとともに、自主規制機能の強化および独立性を高めた。市場運営は代表執行役社長(CEO)が指揮を取り、自主規制は代表執行役常務で自主規制責任者(CRO)が業務執行を取りまとめている。組織上、CROの下に自主規制本部があり、当該本部に以下の4部門が自主規制業務に従事している。 また、会社法に基づく、指名・報酬・監査の法定3委員会の他、金融商品取引法上の「自主規制委員会」を組織しており、自主規制委員会は、ジャスダック証券取引所の自主規制業務に係る事項を決定している。
立会時間
前場 09:00?11:30
後場 12:30?15:00
自主規制機能の強化
上場部
上場後の上場有価証券の適格性に関する維持のため、その発行者の把握、管理を行う。
上場審査部
上場審査に係る業務を行う。
売買監理部
インサイダー取引等、不公正取引に関する監視業務を行う。
参加者監理部
取引参加者(金融商品取引業者)に関する検査等を行う。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ ISMS: Information Security Management System
出典^ a b c “有価証券上場規程(東京証券取引所)
^ “東証JASDAQスタンダードの上場企業
表
話
編
歴
証券取引所(金融商品取引所の一業態)
日本(現行)
日本取引所グループ(東京)1
名古屋
福岡
札幌
日本(廃止・戦後)
神戸
広島
新潟
京都
ジャスダック(旧)
大阪1 3
日本(廃止・戦中)
営団組織日本証券取引所(戦時下)
日本(廃止・戦前)
東京
大阪
横浜
名古屋
京都
神戸
博多
広島
長崎
新潟
長岡
南北アメリカ
NYSE
Arca
American