ジミー・ペイジ
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シリアル#911117で1968年製あるいは1970年から1972年製造の番号帯である[16]。よって文献により製造年が異なっている[17]。ダブルネックギターで12弦側のヘッドが長く、テールピース位置は通常のEDS-1275よりも下げられていて極端にブリッジとの間隔が広い。コントロール系は黒のスピードノブであるが、使用時期によりゴールドのハットタイプや黒とゴールドの混在も見られる。なお、ペイジは同ギターを一時期数本所有していたという説もある[注釈 4][18][19]。このギターは発売当初、注文を受けてから作られるカスタムメイドギターであり、配線や外観等の詳細は発注したギタリストの要望を汲み、製作されるごとに細かく異なっていた。その後、正式にギブソンから発売された再生産品は、見た目はペイジの使用ギターに多少似せて発売されたが、12弦のヘッドの長さ、テイルピースの位置、ボディの材、配線やピックアップなどの仕様は異なっている。また近年、限定生産でペイジ仕様のEDS-1275もギブソンから発売された[20]。なお、ペイジ本人のEDS-1275は、製作時期などから、ペイジが発注したものではないとの説もあるが、『ツェッペリンはライブで「天国への階段」を1本のギターで弾く事を検討しており、1971から72年の間にペイジ本人が直接ギブソンのカラマズー工場にオーダーした。メインのレスポールのフィーリングに近づけるように通常品よりもネック差し込み角が大きく(傾きが強く)取るよう指定され、テイルピースの取り付け位置を下げることで弦のテンションにも注意が払われている。』とも伝えられている。
フェンダー・ストラトキャスターレイクプラシッドブルー1964年製不明トレモロアームのキャップがブラス製に交換されている。レコーディングではThe Crungeで最初に使用したとペイジ自身が語っている[注釈 5]。ライブではZEPPELIN後期からソロ期にかけて使用。ブラジルの孤児たちを支援する目的で行われたチャリティーオークションに出品され、引田天功が落札した。文献によっては1960年製とされている[21]。このギターのシリアルが公式に発表されていないこと、ネブワース等のスチール写真ではミドルピックアップ付近のピックガード固定ネジが1959 - 1963年の特徴と一致することから、正確な製造年は不明であるが、スラブボード(1959年 - 1962年までの間に採用された、接着面がフラットなローズウッド指板。)である事やヘッドのデカールのパテント数などの特徴から月刊Player誌では1959年製であると結論付けている[注釈 6]
フェンダー・テレキャスターブラウン1953年製不明1975年頃から使用しているテレキャスター。ボディは"Botswana Brown"と呼ばれる濃いチョコレート色のフィニッシュ。パーソンズ製(英語版)のBベンダー (ストリングベンダー)(英語版)付きに改造されており、演奏中ストラップによる2弦の1音ベンドができる。さらに6wayブリッジとシャーラーロックストラップピンに換装されている。1975年11月にスタジオスタッフのロブ・ローレンスより購入。ロブはサンディエゴでこのギターを見つけ、ジーンパーソンズにてBベンダーを取り付けてペイジに渡した。使用当初はメイプル指板ネックであったが、後に自身の1959年製(ドラゴン)テレキャスターのスラブボードのローズウッド指板のネックに交換している。このギターにより、「オール・マイ・ラブ」やライブ版の「テン・イヤーズ・ゴーン」などで特徴的なベンディング奏法が確認できる。
フェンダー・テレキャスターホワイト1966年製不明メイプル指板のネックでホワイトボディ。仕様は53年製テレキャスターと同様でパーソンズ製Bベンダー、6wayブリッジ、シャーラーロックストラップピンの交換。入手時期不明であるが、1980年のヨーロッパツアーで使用された。1998年にはペイジ&プラントの『ウォーキング・イントゥ・クラークスデイル』のレコーディングでも使用されている。
フェンダー・ストラトキャスターサンバースト1956年製不明メイプルネックでサンバーストのボディ。アームキャップは黒。雑誌等におけるペイジの所有ギター紹介で多く登場するが使用頻度は少ない。1973年にペイジのスタジオで存在が確認され、1974年9月ニューヨークでバッド・カンパニーのライブにペイジが飛び入り参加した際に使用された。
フェンダーエレクトリックXIIサンバースト不明不明12弦エレクトリックギター。インタビューにてペイジが語ったところによると、Stairway to heavnのダブル・トラッキングで使用したとのこと[22]。ただし、インタビューの時期により内容が異なることがあり、長年ファンの間では最終結論に至っていない。なお、雑誌で使用楽器として紹介されるエレクトリックXIIはサンバーストであるが、ペイジ自身のギターを取材したものではない[23]
型式不明 VOX 12弦ギター不明不明インタビューにてThank youやLiving loving maidのレコーディングで使用したと語っている[22]
ギブソン・J-2001963年製不明ファーストアルバムのためにジム・サリヴァンから借りて「ゴナ・リーヴ・ユー」「時が来たりて」「ブラック・マウンテン・サイド」のレコーディングなどに使用[24][信頼性要検証]。
マーティン D-28不明不明1970年からライブのアコースティックセットで使用。2011年ロイ・ハーパーとのステージでは、特別な仕様のD-28マーキスを使用していた[25]
ハーモニー・ソブリン H1260不明

9631111260「天国への階段」の録音で使用された、アコースティックギター。1962年製 ハーモニー ソブリン H1260は、天国の階段のレコーディングで使用したギターとして有名です。現在、メトロポリタン博物館の収蔵品となっています。
オベーションダブルネック・アコースティックギター1994年製不明
型式不明 アンディ・マンソン製 トリプルネック・アコースティックギター(6弦・12弦・マンドリン)不明不明元々は、ジョン・ポール・ジョーンズが「テン・イヤーズ・ゴーン」をライブで演奏するために特注したもの。後にペイジも、アンディ・マンソンに製作を依頼した。ジョンジー所有のものと外観(サウンドホール等)が異なり、配線・ピックアップも異なる。
ギブソン・レスポール DTS-1搭載ゴールドトップ不明1--2552ゴールドトップ:トランスパフォーマンス社製のプロトタイプ版のオートチューニングシステム、DTS-1を搭載するために改造された、カスタム・メイドギター。DTS-1は、演奏中に発生してしまう調弦の狂いを自動調整をして、常に適正なチューニングで弾けることをコンセプトとして開発されていたが、途中開発に協力したペイジのアイデアにより、演奏中も予めマイコンに記憶させた500種類以上のチューニングをコントロールボタンで呼び出して自在に変更することができるという、画期的なシステムとして完成した。カヴァーデール・ペイジやペイジ・プラントなどで使用されている。

ギブソン・シグネチャーモデル

1999年 「The Jimmy Page Les Paul」ギブソンよりアーティストが使用した楽器の再現を意図して作られた初のシグネチャーモデル。


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