ジェームズ・モリアーティ
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脚注^ 『小惑星の力学(The Dynamics of an Asteroid)』の内容に関しては、SF作家アイザック・アシモフが自作『黒後家蜘蛛の会』シリーズ中の一編「終局的犯罪」において、「小惑星(群)を作り出すのに必要な力学」、すなわち普通の惑星、はっきり言えば地球を爆砕して無数の小惑星にしてしまう、世界を滅ぼす「終局的犯罪」の研究論文ではなかったかという、SF作家ならではの大胆な考察をしている。
^ 原文は「and to come down to London, where he set up as an army coach」。army coachは「軍人相手の家庭教師(個人教師)」や「軍隊関係の教師」などと翻訳されているが、シャーロキアンの植村昌夫は19世紀末のイギリスにおける軍人や教育界の事情から「陸軍士官学校受験予備校の教師」と訳すべきだとしている(『シャーロック・ホームズの愉しみ方』平凡社新書、2011年、243-259頁)。ただし、この植村の主張には、同じシャーロキアンで翻訳家である平山雄一から、当時の資料と照らし合わせてみても予備校形式だけではなく家庭教師もあるため既訳が必ずしも間違っているとは言えない、と真っ向から批判されている( ⇒[1])。
^ a b 鈴木利男「ジェームズ=モリアーティは複合姓」『ホームズまるわかり事典 『緋色の研究』から『ショスコム荘』まで』平賀三郎編著、青弓社、2009年、93-94頁
^ ジャック・トレイシー『シャーロック・ホームズ大百科事典』日暮雅通訳、河出書房新社、2002年、359-360頁
^ アーサー・コナン・ドイル『四つのサイン』小林司,東山あかね訳、河出書房新社、199。ISBN 4-309-61042-0。 262-263頁(訳者によるあとがき)
^ なお、イギリスのグラナダ・テレビが製作した『シャーロック・ホームズの冒険』では、「赤毛連盟」の基本ストーリーは原典と同じ(実行犯も同一)だが黒幕にモリアーティ教授が出てくる。
^ トマス・ゲインズバラの『デボンシャー公爵夫人』という肖像画を美術商のウィリアム・アグニューが買い取った直後、彼のギャラリーからこの絵を盗み出し(1876年5月27日)、その後ワースは絵を人質にアグニューに金を請求するが交渉決裂で絵はワースが所持し続け、25年後にピンカートン探偵社が仲介して金と絵の交換が行われた。(1901年)
^ Starrett, Vincent (1993). The Private Life of Sherlock Holmes. New York: Otto Penzler Books. p. 141. ISBN 1883402050.
^ 『科学探偵シャーロック・ホームズ』J・オブライエン 著、日暮雅通 訳、東京化学同人、2021年、ISBN 978-4-8079-0983-4、p75-77.
^ エリオットは1929年に『シャーロック・ホームズ短篇全集』の書評を書いている。モリアーティとマキャヴィティは容姿の説明が共通し、どちらも「犯罪界のナポレオン」と評されている。 - 植村昌夫『シャーロック・ホームズの愉しみ方』平凡社新書、2011年、112-123頁
関連項目
モリアーティ (小惑星) - モリアーティに因んで命名された[1]
表
話
編
歴
アーサー・コナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズ
長編小説
緋色の研究
四つの署名
バスカヴィル家の犬
恐怖の谷
短編集
冒険
ボヘミアの醜聞
赤毛組合
花婿失踪事件
ボスコム渓谷の惨劇
オレンジの種五つ
唇のねじれた男
青い紅玉
まだらの紐
技師の親指
独身の貴族
緑柱石の宝冠
ぶな屋敷
思い出
白銀号事件
ボール箱
黄色い顔
株式仲買店員
グロリア・スコット号事件
マスグレーヴ家の儀式
ライゲートの大地主
背中の曲がった男
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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