ジェームズ・ボンド
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愛用している拳銃は、第一作『007 ドクターノオ』の劇中でベレッタM418(en:Beretta 418)を使っていたのを、武器担当者のアドバイスでワルサーPPKへ切り替え、(後にワルサーP99へ変更)以来同銃である。

誕生日は映画によってそれぞれ異なり、ダニエル・クレイグがボンド役を演じた『カジノ・ロワイヤル』以降の作品では設定が一新され、1968年4月13日ベルリン生まれという設定になっている。両親が登山事故で亡くなったところまでは原作と同様だが、その後にスコットランド郊外にあるスカイフォールを実家としてキンケイドに育てられた後に、オーベルハウザーという人物に引き取られ義兄のフランツと共に育ったという出生に変更されている。また、義兄のフランツと義父のオーベルハウザーは、皮肉にも登山中の雪崩事故に巻き込まれて死亡し、またも天涯孤独となってしまう。ドイツ系の義父に育てられた経緯からかドイツ語、『慰めの報酬』にてボリビアのホテルの受付とのスペイン語で会話するシーンが、また『スペクター』にてメキシコでテロリスト同士がイタリア語で会話するシーンを盗聴する描写があることから、多言語に長けている。『スカイフォール』ではアルコール依存症で引退を勧められ、復帰テストにもお情けで合格させてもらう、といった原作の人物像を多少反映したボンドということになっている。
「007」の呼び名

ジェームズ・ボンドには、任務遂行中は自分の一存で容疑者を殺めても不問にされる殺人許可証(いわゆる「殺しのライセンス」)が与えられており、「007」(00セクションに所属する7番の番号を振られたエージェント)のコードネームを持つ。

英語圏では、普通これを「ダブル・オー・セブン(Double O Seven)」と読む[注釈 2]。なお、映画『007は二度死ぬ』の劇中では、タイガー田中が「007」を"zero zero..."と発音しているシーンもある。

英語圏以外では読み方は様々で、ドイツでは"null null sieben"、フランスでは"zero zero sept、日本では「ゼロ・ゼロ・セブン」などと読まれることも多い[注釈 3]コカ・コーラ ゼロが『慰めの報酬』公開時にタイアップした時には、「zero zero 7」のデザインで日本を含む世界35か国以上の国々で発売された。
イアン・フレミングの小説

ジェームズ・ボンド 小説・短編小説シリーズ
James Bond Novel and Short stories
著者
イアン・フレミング
訳者井上一夫
発行日 イギリス
1953年4月13日 - 1966年6月23日
発行元 ジョナサン・ケープ
早川書房
ジャンルスパイ
イギリス
言語英語
形態上製本

ウィキポータル 文学

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ジェームズ・ボンド



007 カジノロワイヤル

007 死ぬのは奴らだ

007 ムーンレイカー

007 ダイヤモンドは永遠に

007 ロシアから愛をこめて

007 ドクター・ノオ

007 ゴールドフィンガー

007 サンダーボール作戦

007 わたしを愛したスパイ

女王陛下の007

007は二度死ぬ

007 黄金の銃を持つ男


007号の冒険

007号/ベルリン脱出

テンプレート - ノート
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フレミングは銀行員、ジャーナリストなどを経て、第二次世界大戦中は海軍情報部とMI6で特別工作に携わっており、この経験を活かして007を書いたと言われる。

「ジェームズ・ボンド」という、英語圏ではやや凡庸な印象の強い名前は、戦前の活劇映画的な、華やかな印象の名を、フレミングが意識的に避けたものである。フレミングが愛読する鳥類研究書の著者の名から取られた。

フレミングの小説「007シリーズ」は1953年の第1作『カジノ・ロワイヤル』に始まって、フレミングが没する1964年まで書き継がれる。

当初はそれなりの評価を得ながらも、あまり売れなかった。


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