ジェームズ・キャメロン
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環境問題に熱心に取り組んでおり、世界15か国にそれぞれ100万本の木を植えることを企画している[22]。2010年4月、ブラジルアマゾンに計画中のベロモンテ水力発電ダムの建設反対運動に参加した[23]。2010年6月には米連邦当局からの依頼を受け、4月20日に起きたメキシコ湾原油流出事故を解決するための会議に出席した[24]ヴィーガンである[25]フォトジャーナリストのブライアン・スケリーや日本でのイルカ追い込み漁批判をテーマとしたドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』監督のルイ・シホヨスとも親交があり、2022年12月に『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』来日イベントの一環として、東京アクアパーク品川で行われたイルカショーに対して、キャメロン自身も出席し、鑑賞していたことから、多数の動物愛護団体から批判を受けたため、スケリーやシホヨスなどに対して送付したメールにて謝罪コメントを出す事態になった[26][27]
画作り

リアルな奥行きを表現した映像を重視している。被写界深度が浅く、奥行きがあいまいになりやすいアナモルフィック・レンズは嫌いだと発言している。そのため、ジェームズのスコープ・サイズの映画はほぼスーパー35で撮影されている。そのほか、合成技術としては古く、廃れてしまったリア・プロジェクションやフロント・プロジェクションも多用する。その理由として俳優が演技しやすいこと、フォーカスを合わせないので気付かれにくいこと、カメラも自由に動かせることなどを挙げている。
3D作品

2Dで撮った映画を安易に3Dに変換して上映することには、反対の立場を表明している。「『3D映画を作りたい』という監督には『最初から3Dカメラで撮りなさい』とアドバイスしています。それが3D映画にとってベストな方法だし、3D映画は3Dカメラで撮るべきというのが私の基本的姿勢です。ただし、『タイタニック』のような2Dでしか撮って居ない映画に関しては、3Dに変換するしか選択肢がなく、その場合は、正しい3Dへの変換技術を使って作るべき」と述べている[28]
探検家

3000時間以上の水中滞在記録を持つスキューバダイバーであり、世界各地で難破船探索や深海調査等を行っている。また、2011年にはナショナルジオグラフィック協会所属の探検家に就任している[29]。2012年3月26日には、マリアナ海溝のチャレンジャー海淵に一人乗りの潜水艇「ディープシーチャレンジャー」に搭乗して潜行し、世界最深の海に52年ぶり2回目となる有人潜行を果たした[30]
その他

考古学にも関心を示しており、自身が制作したドキュメンタリー番組「キリストの棺」では新説を唱えているが、その内容は放映前から波紋を呼び、物議を醸している[31]。「エンターテインメントの将来は3Dにあり、3Dの未来は中国にある」として中国企業と合弁で3D映像製作会社を設立している[32]。日本のアニメ作品にも造詣が深い。ギレルモ・デル・トロはキャメロンの勧めで見た、押井守の「機動警察パトレイバー」が、2013年の「パシフィック・リム」に多大な影響を与えたと語っている[33]。逆にキャメロンは1999年ごろにデル・トロから薦められた木城ゆきとの漫画「銃夢」に惚れ込み、長年映画化権を所有し続けていたが、最終的に2019年、自身がプロデューサーに回る形で「アリータ:バトル・エンジェル」として結実した[34]

1986年の写真1。

1986年。ゲイル・アン・ハードと一緒に「エイリアン2」のポスターを持つ。

2009年 ハリウッドにて。

2010年。USS ヒュー・シティ艦内で行われたイベントにて。

作品
監督映画

年作品名クレジット備考
1978Xenogenesis
監督、脚本、製作自主製作の短編映画
1981殺人魚フライングキラー
Piranha II: The Spawning監督
1984ターミネーター
The Terminator監督、脚本
1986エイリアン2
Aliens監督、脚本
1989アビス


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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