ラルシェは高校生の時からシャルル・ド・ゴールを尊敬し、第五共和政に興味を持っていた。1979年にランブイエ市議会議員に就任と同時に政界進出を果たす。1983年から20年にも渡って、ランブイエ市長を務めた。1986年9月28日、ラルシェはイヴリーヌ県選挙区の元老院議員に初めて選出された。この当時、37歳のラルシェはフランス上院議員として最年少だった。1995年も元老院議員に再選され、1997年に元老院副議長、2001年には元老院経済委員会委員長に選出されている。
2004年3月、地方選挙で共和党が敗北した後、ラルシェはジャン=ピエール・ラファラン内閣で労働・経済包摂事務次官に任命される[2]。2005年6月のドミニク・ド・ビルパン内閣発足後も地位を維持し続けた。ニコラ・サルコジ政権発足直前にサルコジ大統領が農業相にラルシェを指名していたが、元老院議員の職を維持するために断った[3]。
2008年7月31日、ジャン=ピエール・ラファラン元首相に対抗して元老院議長を選出するための予備選挙への出馬表明を行った。9月24日にはラファラン候補の56票、フィリップ・マリーニ
(英語版)候補の17票に対し、ラルシェは78票でUMPの元老院議長候補に選出された[4]。2008年10月1日、社会党候補ジャン・ピエール・ベルの134票に対し、ラルシェは173票を獲得して上院議長に選出された[5]。2014年9月の上院選挙で右派が勝利後は共和党内で元老院議長候補に指名され、2014年10月1日に元老院議長に選出された。元老院議長が2回選出されたのはラルシェが初めてであった[6]。
2019年3月26日には中国の習近平国家主席と両国関係の発展に関して、会談を行った[7]。
脚注^ “Gerard Larcher, le charme inusable du train de senateur”. challenges.fr. 2023年10月29日閲覧。
^ “portrait Le Senat a l’estomac”. 2023年10月30日閲覧。
^ “ジェラール・ラルシェ「私は大統領に何も求めていない」”. 2023年10月29日閲覧。
^ “Gerard Larcher, nouveau president du Senat”. 2023年10月29日閲覧。
^ ⇒"Seance du 1er octobre 2008 (compte rendu integral des debats)", Senate website (フランス語).
^ “Gerard Larcher, un come-back inedit a la tete du Senat”. 2023年10月29日閲覧。
^ “ ⇒習主席、フランス元老院・国民議会の各議長と会談”. 2023年10月29日閲覧。
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