1797年、ナポレオン・ボナパルト率いるフランス軍に侵攻され、その傀儡国家であるリグリア共和国となり、1805年にはフランスに併合、ナポレオン失脚後のウィーン会議後も共和国であったため回復させてもらえず、ウィーン議定書によりサルデーニャ王国へ編入され、ジェノヴァは独立を失った。その後リソルジメントでサルデーニャ王国がイタリア半島統一を成し、イタリアの有力な都市の一つとして発展した。 第二次世界大戦後は郊外の新港を中心に発展したが、旧港を中心とした旧市街が未整備のまま一部残され、インナーシティ問題が拡大した。その後1992年に万国博覧会(特別博)「国際船と海の博覧会」を開催。都市内部再開発事業などで、古くからの港湾都市としての歴史を生かした新しい町作りに取り組んでいる。 2001年にはG8の開催地となり、グローバリゼーションへの抗議行動で話題を呼んだ。2006年にはレ・ストラーデ・ヌオーヴェとパラッツィ・デイ・ロッリが世界遺産に登録された。 2つのターミナル駅ジェノヴァ・プリンチペ広場駅
第二次世界大戦後
交通
空港
ジェノヴァ・クリストーフォロ・コロンボ空港(Aeroporto di Genova-Cristoforo Colombo
港湾
ジェノヴァ港 - 大型クルーズ船・商船が寄港する。
高速道路崩落したモランディ橋
アウトストラーダ A7 - ミラノとジェノヴァを結ぶ。
アウトストラーダ A10 - ジェノヴァとヴェンティミーリアを結ぶ。
モランディ橋 - 2018年8月14日に崩落[4]。
アウトストラーダ A26 - ジェノヴァ近傍とグラヴェッローナ・トーチェを結ぶ。
鉄道
歴史のある町並みが市内中心地に大きな規模で残っており、貴族の邸宅から庶民の町まで、中世自治都市の栄華を伝える雰囲気がある。また旧港を中心とした地域は、1992年に開催されたジェノヴァ国際博覧会の際に建築家レンゾ・ピアノの再開発プロジェクトにより、文化観光地域に生まれ変わっている。
王宮(Palazzo Reale)
ガリバルディ通り(Via Garibaldi)
ドーリア・トゥルシ宮殿(Palazzo Doria Tursi):現在はジェノヴァ市の市庁舎となっている。ジェノヴァ出身のバイオリニスト、ニコロ・パガニーニ愛用のバイオリン「イル・カノーネ」が保管されている。