ジェイク・ロバーツ
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以降、冷血系のヒールとして頭角を現し、ジム・バーネット主宰のジョージア・チャンピオンシップ・レスリングでは1983年11月6日にロニー・ガービンからNWAナショナルTV王座を奪取[17]ポール・エラリング率いる悪の軍団リージョン・オブ・ドゥームに加入してロード・ウォリアーズとも共闘した[18]

テキサス州ダラスWCCWではプレイボーイ・ゲーリー・ハートマネージャーに迎え、1984年10月27日にクリス・アダムス&ジノ・ヘルナンデスのダイナミック・デュオとのトリオでNWA世界6人タッグ王座を獲得[19]ケビンケリーマイクフォン・エリック兄弟と抗争を繰り広げた[20]。古巣のMSWAでは一時的にベビーフェイスに戻り、1986年1月から2月にかけて、ディック・スレーターと北米ヘビー級王座やTV王座を争っている[12][21]WWF時代

1986年3月、WWFに移籍[2]。再びヒールとなって、リッキー "ザ・ドラゴン" スティムボートとの「龍対蛇」の抗争を開始する[1]ビンス・マクマホンによって「ザ・スネーク」のキャラクターには更に肉付けがなされ、蛇のデザインが施されたロングタイツや蛇皮のブーツを着用し、ペットのニシキヘビ「ダミアン(Damien)」を麻袋に入れてリングに持ち込むサイコパス系の怪奇派ヒールとなった[1]。また、スネーク・ピット(The Snake Pit)なるインタビューコーナーのホストも担当した[22]

WWFにおいてもトップ選手の一人として、スティムボートとの抗争終了後はベビーフェイスに転向。異色の人気スターとなり、ホンキー・トンク・マンリック・ルードアンドレ・ザ・ジャイアントテッド・デビアスバッドニュース・ブラウンリック・マーテルらと抗争を展開した(アンドレには「蛇嫌い」という設定がなされた)[1]1990年には10年ぶりの来日が実現、4月13日に東京ドームで行われた日米レスリングサミットにおいてビッグ・ボスマンから勝利を収めている[23]1991年9月よりヒールに戻り、ランディ・サベージと抗争を繰り広げたが、WWFではベビーフェイスでの活動期間が長かったこともあり、ハルク・ホーガンアルティメット・ウォリアーとの本格的な抗争は行われなかった[1]。このヒールターン時には、当時売り出し中だったジ・アンダーテイカーと怪奇派コンビを結成するが、ほどなくして仲間割れ。1992年4月5日のレッスルマニア8で対戦するも敗退し、この試合を最後にWWFを去った[1]

その後、8月よりWCWに登場。大物ヒールとして迎えられ、スティングとの抗争アングルが組まれたが、WCWに定着することはなく、同年11月までの短期参戦で終わる[1][24]。翌1993年9月、新日本プロレスの『G1クライマックス・スペシャル』に来日。9月23日の横浜アリーナ大会では橋本真也とのDDT対決が行われた[25]。9月26日の大阪城ホール大会では、WWFでの盟友ブルータス・ビーフケーキと組み、スコット・ノートン&ヘラクレス・ヘルナンデスのジュラシック・パワーズと対戦している[26]。以降インディー団体を転戦し、ポール・ヘイマン主宰のECWジム・コルネット主宰のスモーキー・マウンテン・レスリングにも出場した[2]1994年メキシコAAAに参戦、5月27日にエル・トレオで行われた "TrippleMania II-C" のメインイベントにてコナンヘアバンド・マッチを行うが敗退し、髪の毛を刈られている[1][27]ハンター・ハースト・ヘルムスリーと対戦するロバーツ(1996年)

1996年1月26日、ロイヤルランブルへのサプライズ出場でWWFに復帰[1]。実生活で新生キリスト教徒となったことから、以前とは正反対の敬虔なクリスチャンギミックに変わっての、ベビーフェイスとしての参戦だった[1]。同年6月23日のキング・オブ・ザ・リングではベイダーを破って優勝戦に進んだが、決勝でストーン・コールド・スティーブ・オースチンに敗退[28]。試合後の優勝者インタビューにおいて、オースチンはロバーツのギミックを逆手に取り、ヨハネの福音書3章16節をもじって "Austin 3:16 says I just whipped your ass! と発言[22]。この台詞は Austin 3:16 として彼のキャッチフレーズとなり、結果としてロバーツは、オースチンが大ブレイクするきっかけを与えたこととなった[22]。その後はジェリー・ローラーとの抗争を経て、1997年2月、WWFを解雇された[1]


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