シークレット・インベージョン
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Captain MarvelISBN 0-7851-3303-8
Incredible HerculesISBN 0-7851-3333-X

「シークレット・インベージョン」("Secret Invasion")は、マーベル・コミックにより2008年4月から12月にかけて展開されたクロスオーバーストーリーである。主要となる全8号の同名のリミテッド・シリーズと複数の関連タイトルが出版された。

このストーリーでは、変身能力を持つ異星人スクラルによる地球侵略が描かれる。これにより、過去数年にわたってスクラルが秘密裏にマーベル・ヒーローたちにすり替わっていたことが明らかとなった。マーベルの宣伝文句は「君は誰を信じるか?」("Who do you trust?")だった。
製作と宣伝

脚本のブライアン・マイケル・ベンディスはインタビューで、侵略の動機はアナイアレーション(英語版)の展開でスクラル帝国が壊滅したことにあると述べた[1]。またベンディスは、スクラルたちは地球が自分たちのものであると信じているのだと述べ[2]、ヒントは『シークレット・ウォー[3]や『ニューアベンジャーズ』の創刊号にあると語った[4]。ベンディスはこのリミテッド・シリーズの筋を「a hell of an end」と結論付けている[5][6]

2007年11月時点で、いくつかのオンゴーイング・タイトルとミニシリーズで『シークレット・インベージョン』とのタイアップが展開された。主要なストーリーに加え、アベンジャーズのタイトルでは物語が補足され、タイトル間のリンクとして機能した。また、他のマーベルタイトルではキャラクターがスクラルとして描かれているカバーが使われた[7]

マーベルのウェブサイトでは『シークレット・インベージョン・プロローグ』(未知のスクラル・エージェントが成り替わるのを描く7ページのコミック)と『シークレット・インベージョン: ホーム・インベージョン』(キンゼー・ウォルデンという若いティーンエイジャーが彼女の兄弟の奇行に恐怖するMySpaceビデオブログを描く)という題の2作のオンライン・コミックが公開された。脚本はイワン・ブランドン、画はニック・ポスティックである[8]
あらすじ

クリー・スクラル・ウォー(英語版)の後[9]、地球のヒーローたち(アイアンマンミスター・ファンタスティックネイモア、ブラックボルト(英語版)、チャールズ・エグゼビア教授ドクター・ストレンジ)はスクラルに対抗するためにイルミナティという名のグループを結成した。彼らはスクラル帝国を攻撃し、地球侵略を防ごうとするが、一度全員捕まってしまい、逃げ出す前にDNAを採取された[10]

後にスクラルの王座に就くヴィランケ(英語版)姫は、故郷崩壊の予言を信じており、現在皇帝のドレックは宗教の過激派たちを刺激しないよう、流刑星に彼女を追放した。やがて宇宙的存在であるギャラクタスによってスクラル・スローンワールドが壊滅させられる[11]と、ヴィランケは女王となり、イルミナティを研究して得たスーパーヒューマンの知識を武器に地球侵略へ踏み切った。スクラルたちは幾名かのスーパーヒューマンたちを捕え、スパイダーウーマンに化けるヴィランケと共に地球人社会へ侵入した[12]。しかしながらヴィランケは、ラフト(英語版)刑務所からヴィラン達が脱獄する事件に出くわし、やむを得ずニューアベンジャーズに加わることとなった[4]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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