シンドラーのリスト
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イザック・シュターン - ベン・キングズレー上田敏也

アーモン・ゲート - レイフ・ファインズ田中秀幸

エミリエ・シンドラー - キャロライン・グッドール弘中くみ子

ポルデク・ペファーベルグ - ジョナサン・セガール(梅津秀行

ヘレン・ヒルシュ - エンベス・デイヴィッツ佐久間レイ

マルセル・ゴルトベルク - マーク・イヴァニール

ユリアン・シェルナー - アンジェイ・セヴェリン(糸博

ミラ・ペファーベルグ - アディ・ニトゥザン(田中敦子

カジャ・ドレスナー - ミリー・ファビアン(巴菁子

ダンカ・ドレスナー - アンナ・ミュシャ

メナーシャ・レヴァルトー(ラビ) - エズラ・ダガン(伊井篤史

赤い服の少女 - オリヴィア・ダブロウスカ

スタッフ

製作:
キャスリーン・ケネディ

監督:スティーヴン・スピルバーグ

原作:トーマス・キニーリー

脚本:スティーヴン・ザイリアン

音楽:ジョン・ウィリアムズ

ヴァイオリン・ソロ:イツァーク・パールマン

撮影監督:ヤヌス・カミンスキー

視覚効果:インダストリアル・ライト&マジック

編集:マイケル・カーン

日本語版

演出:山田悦司

翻訳:筒井愛子

調整:竹内朋子

制作:ビデオテック

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この節には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2012年1月)

監督候補にはビリー・ワイルダーマーティン・スコセッシロマン・ポランスキーなどが挙がっていた。結局ユニバーサル側が提示した「『ジュラシック・パーク』の監督もやる」条件を受け入れスピルバーグが監督となった。1982年に原作の映画化権を手に入れたスピルバーグは、その後10年近く構想を練り企画を温めた後、この映画の制作に着手したという(スピルバーグ自身もユダヤ系アメリカ人である)[注釈 1]。なお、スピルバーグは「血に染まった金は貰えない」として、監督料の受け取りを拒否している。

冒頭シーンとラストシーンを除けば、ほぼ全編に渡りモノクロ作品である。これはスティーヴン・スピルバーグ監督の「戦争を記録したフィルムはモノクロだからその方が説得力があるだろう」という考えによるものである。ただし、パートカラーが採用され、赤い服の女の子(シンドラーに心理的影響を与える)、蝋燭の赤い炎などが登場する。赤い服の女の子のシーンだが、このシーンでシンドラーは「何故あんな目立つ格好をしているのか?ドイツ兵も何故すぐに捕らえないのか?」という疑問を抱いているが、この時点ではホロコーストの事実は既に日常的なものとなっており、女の子の服の色ほど明らかなことだったためとスピルバーグは語っている[6]。それまで濃い色調がメインという点を除けば特有の映像スタイルを持たず様々な撮影監督と映画を作って来たスピルバーグだが、本作以降ポーランド出身のヤヌス・カミンスキーとの連携によって作品のルックスが劇的な変貌を遂げた(本作では手持ちカメラを用いてドキュメンタリー風の撮影法を多用)。

ジュラシック・パーク』の制作費6300万ドルに対し、本作は2500万ドルと潤沢とは言い難い額であった。小道具や古着が現地調達され出演料の高いスターは起用されず、出演者の多くも現地でキャスティングされた。撮影カメラもパナビジョンに比べレンタル料の安いアリフレックスが使われ、基本的に撮り直しをしない方針で進められたが、完成版は3時間15分とスピルバーグ監督作品では最長の尺となった。

『ジュラシック・パーク』などと同様ライブアクションのパートはスタンダード・サイズで撮影されており、テレビ放映やテレビサイズのビデオ化では3:4の画面に合わせビスタビジョンサイズで撮影された視覚効果による場面で画面の左右両端がカット。劇場やワイド版ビデオではライブアクションパートで上下をカットして横長の画面を得ている。

本作では連日悲惨な場面の撮影が続き、気が滅入ったスピルバーグは『フック』に出演したロビン・ウィリアムズに電話を掛け笑わせてもらったという。
オスカー・シンドラー

脚本家曰く、シンドラーは善と悪を持ち合わせた男で、それゆえに葛藤するということがテーマであるという。作中のオスカー・シンドラーの人物像は元・タイム・ワーナーの会長スティーブ・ロスをモデルにしている。撮影当時、既にロスは他界していたが、スピルバーグは彼を「自分の人生で出会った中で最も優しい心を持った人物」であったと語っている。エンドロールにも「スティーブ・ロスに捧げる」と表記されている。ワーナー・ブラザース#スティーブ・ロスの時代参照。
撮影場所

ユダヤ人の女性たちが貨車に乗せられアウシュヴィッツ強制収容所に到着する場面は、実際に同地で撮影が行なわれた。といっても、それまでのホロコーストを描いた映画同様敷地内での撮影許可は取れず、収容所の中から汽車を走らせ到着したように見せるため、門の外側にセットが組まれた。ちなみに、スピルバーグが収容所敷地内にビデオカメラを持ち込んだところ、まったく作動せず撮影できなかったという話が伝えられている。ドキュメンタリー以外でアウシュヴィッツ内の撮影許可が下りたのは、『白い巨塔』が最初である。
史実・原作との違い

映画ではシンドラーがシュターンを貨車から救い出すシーンがあるが、実際に救い出されたのはシンドラーの会社の事務主任アブラハム・バンキールである。また、その際に親衛隊員が「クンダー軍曹」と名乗っているが、襟の階級章は上級軍曹なので「クンダー上級軍曹」が正しい。

映画のクレジットではシンドラーが
1958年に「諸国民の中の正義の人」に名を連ねて顕彰されたとしているが、実際は1967年に顕彰された。イスラエルのヤド・ヴァシェム・ホロコースト記念館が実際にシンドラーの名を登録したのは、本作が発表された1993年である[7]

終盤でシンドラーがユダヤ人達に指輪を送られ涙するシーンは原作小説には登場しない。

アーモン・ゲート所長が、収容所内の住居バルコニーから囚人を狙撃するシーンがあるが、実際には住居は収容所より低い位置にあり、バルコニーからの狙撃は不可能である。しかし、原作では「キャンプの外周の反対側の端に、彼のためのより良い場所を改装していた」となっており、そこから狙撃していたということのようである。

音楽

サウンドトラック
(1993年)

音楽担当のジョン・ウィリアムズは、フィルムを観て自分には荷が重すぎると感じ、スピルバーグに「この作品には自分よりもっと適任の作曲者がいると思う」と進言したが「知ってますよ、でもその人たちはみんなすでに故人なんです」と返された。[8]彼はこの作品でアカデミー作曲賞英国アカデミー賞 作曲賞を受賞した。


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