シンデレラの話を元に、惨めな境遇から、ちょっとしたことがきっかけで成功をつかんだ人(特に女性)を「シンデレラ」、出世譚を「シンデレラ・ストーリー」と呼ぶようになった。更に派生語として「シンデレラガール」「シンデレラボーイ」等がある。 松任谷由実の楽曲『シンデレラ・エクスプレス』は、遠距離恋愛のカップルが週末を共にすごした後、最終列車(特に、東海道新幹線の東京駅21時0分発新大阪駅行の最終列車「ひかり289号」(1987年(昭和62年)当時)、2023年(令和5年)現在は21時24分発「のぞみ265号」)に乗って去る側と残る側に分かれる様を、深夜24時までしかいられない華やかな舞踏会の場に例えたもの。1985年に『日立テレビシティ』(TBS)で放送されたドキュメンタリー番組(歌と同様、遠距離恋愛のカップルが「ひかり」で別れる模様を映した番組であり、後のCMの原型となる)のために制作された楽曲である。なおJR東海は発足直後からしばらくこれをキャンペーンで使用したが、本来同列車は旧型の0系車両が使われるところ、日曜夜の同列車だけはそのCM通り当時新型の100系車両を使うなど、用意周到な配慮がなされていた。シンデレラ・エクスプレス (CM)も参照。 シンデレラコンプレックスは、米国の女流作家コレット・ダウリング シンデレラボーイは、魔法使いの力でシンデレラが舞踏会に出て、王子の目にとまってお妃に迎えられたことになぞらえ、主に男性の無名のスポーツ選手で、チャンスをつかんで急にスターダムにのし上がった選手を指す言葉。無名のボクサーから一転、ロサンゼルスで王者を破り、世界フェザー級王者になった西城正三のニックネームになった。「シンデレラガール」を参照 シンデレラテクノロジーは久保友香(東京大学大学院情報理工学系研究科特任研究員)が提唱する概念。 メイクだけではなく、プリクラやスマートフォンのアプリを使用して自分の顔を美しく「盛れる」ようになっており、そのIT技術、テクノロジーの総称をシンデレラが舞踏会に行く前にかけられた魔法になぞらえて「シンデレラテクノロジー」と呼ぶ[18][19]。 シンデレラ体重とは、若い女性に理想的な体重とされており、2016年頃から女子高校生を中心にSNSで盛んに発信されている[20]。大手エステサロンが20年前に提唱したとされている[21]。算出方法として、身長(m) × 身長(m) ×20×0.9であるとされている[21]。これをボディマス指数(BMI)に換算すると18となり、日本肥満学会の基準では「やせ(低体重)」となる[21]。
シンデレラ・エクスプレス
シンデレラコンプレックス詳細は「シンデレラコンプレックス」を参照
シンデレラボーイ
シンデレラテクノロジー
シンデレラ体重
Size:70 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef