シンデレラ
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1900年坪内逍遥が本名の坪内雄蔵名義で高等小学校の教科書用に「おしん物語」の題名で書いた際はシンデレラは苦難を堪え忍んでいる姿から名前を「おしん(お辛)」とされ、魔法使いは弁天、ガラスの靴は扇、王子は若殿、魔法の効力が切れるのは夕方6時、王子と会ったのがシンデレラだと証明した方法は扇の色を当てるなど和風にアレンジされた[10][11]

以後、グリムまたはペローを底本とし翻訳したものが、日本国内で続々と刊行されていく。当初は「灰かぶり娘」(グリム/菊池寛訳)「消炭さん」(グリム/中島孤島訳)などの邦題が用いられるパターンもあった[12]
二次作品
オペラ

チェネレントラロッシーニ作曲でオペラ・ブッファの傑作。原題はイタリア語。1817年にローマで初演。ガラスの靴も意地悪な継母も魔法使いも登場せず、全体的におとぎ話というより大人向けの人情喜劇となっている。

サンドリヨンジュール・マスネ作曲のオペラ。原題はフランス語。

「チェネレントラ」エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ作曲、1900年初演。

「灰かぶり姫」ボリス・アサフィエフ 作曲、1906年初演。

バレエ

1940 - 41年、
プロコフィエフ作曲のバレエ音楽。シンデレラ参照。

ヨハン・シュトラウス2世作曲のバレエ「灰かぶり姫」。ウィーン国立歌劇場総監督グスタフ・マーラーの委嘱で着手されたが、未完のままシュトラウスが死去。ヨーゼフ・マイヤーの補作で完成したが、マーラーが補作の出来に満足しなかったため1901年ベルリン国立歌劇場で初演された。

映画Cinderella (1911)

制作している国によって異なっている。

シンデレラ1899年に制作されたフランスの映画

シンデレラ」(1950年2月15日米国で公開、ディズニー作、声優アイリーン・ウッズ)。作品はミュージカル映画で、「ビビディ・バビディ・ブー」や「夢はひそかに」「これが恋かしら」などの曲を生んだ。初公開時のタイトルは「シンデレラ姫」。後に『シンデレラII』(2002年)、『シンデレラIII 戻された時計の針』(2007年)が作られた。

1973年の映画『シンデレラ・リバティー/かぎりなき愛』(海軍の俗語で、真夜中の12時に終了する外出時間を意味する)がある。

シンデレラ」1976年制作のイギリスの映画。[13]

「ゾールシカ(Золушка)」1979年のソビエトアニメの映画。言わばソビエト版の「シンデレラ」である。

エバー・アフター」 (1998年、20世紀フォックス)ではグリム兄弟を映画中に登場させ、貴族の老女(シンデレラの玄孫)が語るフランスの王妃の物語として兄弟に聞かせる形で描かれている。ドリュー・バリモア主演。アンディ・テナント監督。

シンデレラ」(2015年、ディズニー)はシンデレラ役にリリー・ジェームズ、継母役にケイト・ブランシェット、王子役にリチャード・マッデン、王の家臣役にステラン・スカルスガルド、義姉役にホリデイ・グレインジャーとソフィー・マクシェラ、そしてフェアリー・ゴッドマザー役にヘレナ・ボナム=カーターが出演。


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