シンガポールは事実上1つの都市から構成されているため(都市国家)、シンガポール国内には地方自治体が存在しない。このため、首都も建前上はシンガポール市となっているが、実際には首都(ならびにシンガポール市)は存在しない。
国名マーライオンを前景としたセントラル地区のダウンタウン・コア
国名はサンスクリット語で獅子を意味する「シンハ(si?ha)」と町を意味する「プーラ」で「獅子の町」に由来する。
国語はマレー語だが、公用語が4言語あるので正式名称も各言語ごとにある。
Republic of Singapore (英語:リパブリック・オブ・スィンガポー[※ 2])
新加坡共和国(標準中国語:X?nji?p? Gongheguo シンチャーポー コンホークオ、?南語(福建話):Sin-ka-pho Ki?ng-ho-kok シンカーポー キョンホーコック、広東語:S?n'gab? Guhng'wohgwok サンカーポー コンウォークオック)
Republik Singapura (マレー語:リプブリク・スィンガプラ)
??????????? ???????(タミル語:スィンガップール・クディヤラク)
通称はSingapore (英語)[※ 3][※ 2]、新加坡(中国語、旧称:星加坡、略称:星洲、星港)、Singapura (マレー語)、??????????? (タミル語)。漢字表記は新加坡だが新嘉坡と表記されることもある[※ 4]。略称は星が用いられるが、これは、第二次世界大戦前に星加坡、星港、星洲などの漢字表記が用いられたことに因む。
マレー語の「スィンガプラ(Singapura)」を直訳すると「ライオンの町」となるため、Lion Cityの愛称で呼ばれる。また、シンガポール原産のネコの種類名、“シンガプーラ”はマレー語の発音が由来である。
日本語の「シンガポール」は、英語表記のイギリス英語発音を真似てローマ字読みしたものである。また、第二次世界大戦で交戦国イギリスの領土であったシンガポールを占領した日本は、1942年2月に「昭南島」(しょうなんとう、昭和に手に入れた南の島)と改称した。このことから、“昭”と略す場合もあった。
1998年のアジア版のウォール・ストリート・ジャーナル(英語版)に掲載された第3代インドネシア大統領のユスフ・ハビビの発言に由来し「リトル・レッド・ドット」という愛称が使われるようになった[26][27][28][29]。
歴史詳細は「シンガポールの歴史」および「シンガポール共和国の歴史」を参照
1400年頃 現在のシンガポール領域にマラッカ王国建国。パレメスラワが王となる。
1511年 マラッカがポルトガルに占領され、マラッカ王国が滅亡。マラッカ王国の王はマレー半島のジョホールに移動、ジョホール王国建国。それに伴いジョホール王国により、現在のシンガポール領域は支配される。
1819年 イギリス人のトーマス・ラッフルズがシンガポール上陸。ジョホール王国の許可を得て商館建設。
1824年 正式にイギリスの植民地となる。
1832年 海峡植民地の首都に定められる。
1942年 シンガポールの戦いを経て、1945年まで日本軍による占領。
1959年 イギリスより自治権の獲得。シンガポール自治州となる。
1963年 マレーシア独立。その1州(シンガポール州)として参加。
1965年 マレーシアより分離。シンガポール共和国として独立。
地理詳細は「シンガポールの地理」を参照シンガポールの地理
東南アジアのほぼ中心、赤道直下の北緯1度17分、東経103度51分に位置する。北のマレー半島(マレーシア)とはジョホール海峡で隔てられており、マレーシアとは経済交流も盛んである。シンガポール・チャンギ国際空港は島の東端に位置する。シンガポール島の南に隣接するセントーサ島は、リゾート地としての開発が進んでいる。