シラス台地
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1965年(昭和40年)に完成した鹿児島市紫原団地を皮切りに住宅地として利用されるようになった[5]
文化

シラス台地が分布する地域は江戸時代以前において薩摩藩の領地と重なっており、この特殊な地形が薩摩藩の独自性を醸成する素地になったと考えられている。シラス台地へ登る急坂は薩摩藩の郷中教育における登山鍛錬の場として利用された。

シラス台地の中には山城として利用されたものも多い。台地を囲む急崖が防壁の役割を果たすことに加え、中世以前においては不毛の台地上に道がなく兵を進めることが困難という側面もあった[6]。代表的な山城として知覧城高山城志布志城がある。
脚注[脚注の使い方]^ a b 寺園貞夫 「シラスの堆積とその浸食地形」 『シラス台地研究』
^ 桐野利彦 「用語解説」 『シラス台地研究』
^ 有村智「南九州のシラス地域の湧水分布」『シラス台地研究』
^ 【探訪サイエンス】有明農業歴史資料館 開墾技術に見る先人の知恵『日本経済新聞』朝刊2019年3月29日(ニュースな科学面)2019年4月5日閲覧。
^ 矢崎義昭「シラス台地の宅地化」『シラス台地研究』
^ 『シラス地帯に生きる』

参考文献

佐野武則 「かごしま文庫37 シラス地帯に生きる」 春苑堂出版、1997年、
ISBN 4-915093-44-1

シラス台地研究グループ編・発行 「シラス台地研究」 1980年

横山勝三 「シラス学 ? 九州南部の巨大火砕流堆積物」 古今書院、2003年、ISBN 4-7722-3035-1

関連項目

シラス (地質)

コラ (地質)

地下侵食


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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