シャーロッツビルにおける最初の黒人教会は1864年に設立された。それ以前には、白人の教会で礼拝を行うことはできたが、アフリカ系アメリカ人が独自の教会を持つことは違法であった。現在のアフリカ系アメリカ人の教会の大部分はこの教会に連なる。ロバート・E・リー像
2010年代に入り、南軍のシンボルの撤去を望む市民と望まない市民との間で対立が生じ、全米中の注目を集めることになる。市がロバート・E・リーとストーンウォール・ジャクソンの銅像をダウンタウンの公園から撤去しようした際、訴訟の対象となった。2017年8月11日・12日、銅像撤去に反対する白人至上主義者のグループが「ユナイト・ザ・ライト・ラリー」を開催し、リー・パーク(後にエマンシペーション・パークと改称)からロバート・E・リー像が撤去されたことに抗議した。 集会後、オルタナ右翼の集会に抗議する人々に自動車が突入し、女性1人が死亡し、19人が負傷するという事件が起きた[2]。この事件は全国的なニュースとなり、シャーロッツビルは全国的な政治的混乱の象徴となった。
2019年7月1日、シャーロッツビル市議会はトーマス・ジェファーソンの誕生日を市の祝日から取りやめることを決議した(ジェファーソンが奴隷所有者だったことから)。この日は、1865年にフィリップ・シェリダン大将率いる軍隊が町を通過し、大多数の人々が奴隷として扱われているのを発見した日であり、奴隷の解放はその日を境に、多くのシャーロッツビルの人たちが自由になるための開始の一撃となった。 アメリカ合衆国国勢調査局のデータでは、市の総面積は27km2(10.3mi2)で、そのほぼ全てが陸地である。 シャーロッツビルは、バージニア州の中央、ジェームズ川支流のリヴァナ川 ケッペンの気候区分では四季のある温暖湿潤気候(Cfa)で、すべての月で水に恵まれているものの、5月から9月までは降水が多い。冬はやや涼しく、1月の平均気温は2.2°Cだが、最低気温が-7°C以下まで下がる夜もあり、最高気温が10°Cに達する日も頻繁にある。夏は高温多湿で、7月の平均気温は25.1℃で、最高気温が90℃を超える日がある。 降雪量は年によって大きく異なるが、通常は少なく、平均44cm程度である。降り積もった雪が、長い間地面にとどまることはない。 シャーロッツビル市の気候 シャーロッツビルには、アメリカ国立電波天文台本部、リーンダー・マコーミック展望台
地理
地勢
気候
月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年
最高気温記録 °F (°C)81
(27)84
(29)94
(34)98
(37)100
(38)105
(41)107
(42)107
(42)107
(42)98
(37)88
(31)83
(28)107
(42)
平均最高気温 °F (°C)45.2
(7.3)49.2
(9.6)57.6
(14.2)68.7
(20.4)75.7
(24.3)84.0
(28.9)87.5
(30.8)86.0
(30)79.3
(26.3)68.9
(20.5)59.0
(15)47.8
(8.8)67.5
(19.7)
平均最低気温 °F (°C)26.6
(?3)29.0
(?1.7)36.0
(2.2)45.6
(7.6)54.4
(12.4)63.2
(17.3)66.9
(19.4)65.4
(18.6)58.3
(14.6)47.8
(8.8)38.8
(3.8)29.9
(?1.2)46.9
(8.3)
最低気温記録 °F (°C)?10
(?23)?9
(?23)7
(?14)14
(?10)32
(0)40
(4)49
(9)44
(7)34
(1)26
(?3)8
(?13)?3
(?19)?10
(?23)
降水量 inch (mm)3.10
(78.7)3.07
(78)3.85
(97.8)3.40
(86.4)4.63
(117.6)4.16
(105.7)5.32
(135.1)4.07
(103.4)4.90
(124.5)3.74
(95)4.09
(103.9)3.35
(85.1)47.68
(1,211.1)
降雪量 inch (cm)3.4
(8.6)5.8
(14.7)2.1
(5.3)0.2
(0.5)0
(0)0
(0)0
(0)0
(0)0
(0)0
(0)0.5
(1.3)4.3
(10.9)16.3
(41.3)
平均降水日数 (?0.01 in)9.29.310.711.412.610.612.211.19.78.38.99.6123.6
平均降雪日数 (?0.1 in)2.22.20.80.10000000.31.57.1
出典:NOAA
経済
教育バージニア大学
パブリック・アイビーのバージニア大学はシャーロッツビル市とアルベマール郡に位置している。
ピードモント・バージニア・コミュニティ・カレッジはシャーロッツビルにある。
著名人
トーマス・ジェファーソン:アメリカ合衆国第3代大統領(在任:1801年 - 1809年)、アメリカ独立宣言の主起草者。
メリウェザー・ルイス:アメリカ合衆国の探検家、軍人、公務執行者。ルイス・クラーク探検隊を率いて、ルイジアナ買収の地域を探検したことで知られている。
アレクサンダー・ヴァンデグリフト:アメリカ合衆国の軍人、海兵隊大将。ガダルカナルの戦いを指揮し勝利した。シャーロッツビル生まれで、バージニア大学出身。
S・S・ヴァン=ダイン:アメリカ合衆国の美術評論家・推理作家。
エドガー・アラン・ポー:バージニア大学に在学中シャーロッツビルに居住。
ニコラス・トリスト:米墨戦争を終結させた、グアダルーペ・イダルゴ条約の執筆者。
ジョン・S・モスビー:"Gray Ghost"として知られる、アメリカ南北戦争でアメリカ連合国側のパルチザン兵士。
ウィリアム・フォークナー:バージニア大学内に居住していた作家で、自筆の原稿を大学に遺贈した。
ウィリアム・ホームズ・マッガフィー(William Holmes McGuffey):バージニア大学の教授であった間はシャーロッツビルに住み、近隣に埋葬された。
アンナ・アンダーソン:自らをロシアのアナスタシア皇女であると主張した女性。晩年シャーロッツビルで暮らした。
ジョン・グリシャム:小説家。近隣に居住している。
デイヴ・マシューズ(Dave Matthews):デイヴ・マシューズ・バンド(Dave Matthews Band)結成時にはシャーロッツビルのミラーズ(Miller's)というバーでバーテンダーをしており、現在はシアトルの自宅とシャーロッツビルを生活の拠点としている。
ボイド・ティンズリー(Boyd Tinsley):デイヴ・マシューズ・バンドのヴァイオリニスト。
カーター・ボーフォード(Carter beauford):デイヴ・マシューズ・バンドのパーカッショニスト、創立メンバーの一人。
リロイ・ムーア(LeRoi Moore):デイヴ・マシューズ・バンドのサクソフォーン奏者。
コラン・キャプショー(Coran Capshaw):デイヴ・マシューズ・バンドのマネージャー。不動産王であり、市の発展に寄与している。
キャスリーン・クリフォード(Kathleen Clifford):無声映画や、ヴォードヴィル、ブロードウェイの舞台女優。シャーロッツビル生まれ。
シシー・スペイセク:映画『キャリー』で有名な女優。