シャドウミラー
[Wikipedia|▼Menu]
しかし、レモンとは敵対関係となった後にも戦いの際に含むような物言いをしたり、互いに複雑な思いがあったようで、レモン機撃破時には機体からの脱出を促し、彼女の最期の言葉にも「戦争の無い世界で出会っていたら…」と呟いていた。記憶回復後には本来持っていた冷静な人格を見せるが、記憶を取り戻してからもしばらくは記憶がない振りを続けたためか、「○○だ、これがな」と若干変化した形で口癖が残ってしまう。性格面も、記憶喪失時のようなおふざけを見せるなど人間性に余裕が出たキャラになっている。反面、シャドウミラー在籍時の行いに対して強い罪悪感を持っており、あえてその罪を告白したり、自分の命を軽んじた行動を取ったりもした。同主人公でもあるラミアはWナンバーでは唯一決着がつかなかったため、特別な相手としてライバル視したが、彼女は最後まで命令に忠実なだけの「人形」のままだったことに悲しみを見せた。乗機はソウルゲインヴァイサーガアシュセイヴァーラーズアングリフの中から選択。なお、リアル系を選択した場合のみニュータイプ技能が設定されるがPSP版『A PORTABLE』では削除されている(同作のヴィンデル、レモンなども同様)。
『A』ライバル
クールな性格で、ヴィンデルらシャドウミラーの任務をこなすことを目的とし、他の事柄にさほど興味を見せない冷めた男。各組織への潜入任務なども取りしきっており、作中の重大事件にも関わるなど暗躍した。レモンとは恋人同士だが、成り行きでそうなっただけといっている。Wナンバーのことは「人形風情」と軽く見ているが、唯一決着が付かなかったラミア(W17)をライバル視していた。最終決戦直前に敗れた際には脱出を促されるが「敗者には死を」という信念を貫き脱出を拒んだ。そんな姿こそがラミアに「人形のようだ」と指摘され、人形と言った相手に人形と言われる自分を嘲笑い、最期に「俺は望んで人形になった。なら、人形のお前(ラミア)は何になることを望む?」という問いを残し、機体の爆破に呑まれていった。搭乗機はラミアの機体によって変わる。
『OG2』
基本的に『A』ライバルが元になっている。「向こう側」から一番後に転移したが、時空のずれで一番先に「こちら側」に転移してきた。時期的には『OG』の最終決戦である「オペレーションSRW」の最中であり、戦闘にも参加したらしいが、『OG2』開始時まで機体の破損や負傷で動ける状態になかった。「向こう側」のキョウスケ(ベーオウルフ)との間に因縁があり、アルトアイゼンとキョウスケを倒すことに固執している。『OGS』で敗北後はベーオウルフではなく、キョウスケと呼ぶようになった。Wシリーズのことを快く思っておらず、自我を持ったWナンバーはことごとく隊への背信行為を行っているため、不信感を募らせている。『A』同様、ラミアに「人形のようだ」と言い返され、自嘲するシーンがある。
『OGS』以降のOGシリーズ
地球連邦軍特殊任務実行部隊・特殊処理班の隊長。立場などは『OG2』と同じだが、性格の変更に伴いほぼ全てのテキストが一新され、『OG2』ではWナンバーの失態や命令違反に憤っていたシーンが『OGs』では諫言しつつも一定の理解を示す発言に差し替えられている。また、本来は記憶回復後の口癖である「- これが(こいつが)な」をたびたび使うなど、口調も変わっている。ホワイトスターで敗北した際ラミアに対して「人形に余計な感情を捨て、闘争の中に生きたかった」と語るなど、軍隊に自分の存在意義を見出したプロの兵士・指揮官といった性格が色濃くなり、ヴィンデルやシャドウミラーへの共感もそれを起因としたものであった。特に『OGIN』でもこの性格が反映され、ヴィンデルとは上下関係を越えた戦友としての絆がゲーム版以上に強く描写されている。『OGクロニクル』においては「向こう側」で自分を庇って死んだ戦友の「こちら側」での子供を救出するという義理堅い一面も見せた。「向こう側」でラウルやフィオナと戦闘を行い、フィオナを生死不明にしてラウルの怒りを買うが、その怒りを受け入れ逆に自分の信念を聞かせているが、本人は後に演説めいたことを言ってしまったと自嘲。「戦争は必ず死別や憎悪、悲しみを生むもので、それらを背負うのは戦場に生きる者として当然のこと」と考えており、ラミアが「キョウスケは再起不能」という虚報を顔色一つ変えず平然と口にしたときには、その嘘を見抜き激しい怒りを見せたり、こちら側のキョウスケが「向こう側」のキョウスケ(ベーオウルフ)と同じ、異常な存在になることを危惧しており、それを防ぐために戦いを挑む等、上記のように性格や設定が大幅に変更・修正されておりWナンバーに対しても良くは思っていないものの全否定ではなく、戦いを通じて明確な自我を得た彼らを戦場に生きる仲間として気遣ったり、諭したりするような発言に変更されている。その後、ホワイトスターでの最終決戦で敗れ、死んだと思われていたが、大破したソウルゲインの中でかろうじて生きており、クライ・ウルブズによって回収される。しかしその直後、ホワイトスターがアインスト空間へ転移する騒動の中で手放され宇宙をさまよい、死を覚悟するが精神体となったアルフィミィによって助けられ(アクセルの意思の力とソウルゲインの自己再生能力を利用してアルフィミィとペルゼインの力でアクセルを再生した)、再びクライ・ウルブズに回収され、イタリアのトーチカで意識不明のまま眠り続けていた。しかし、修羅デュミナスらによって再び戦乱が起こった際に目を覚まし、時代は自分達が行おうとして失敗した「闘争の世界」になりつつあることを知り皮肉を感じる。もはや敗れた自分の出る幕ではないと傍観を選ぼうとするが、トーチカが襲撃された際にエリック・ワンからの依頼を受け、修復されたソウルゲインを駆り、復活したアルフィミィとともに再び戦いへと身を投じる。既にシャドウミラーが壊滅している中で自分が生き残ったことに悩む一面も見せたが、あっさりと振り切っている。作中ではプレイヤー部隊との同行の誘いを断って単独行動を行い(後に合流)、事情の説明を求められた際にも、話すのは苦手だから相手の想像に任せる等々、利己的な態度が目立つようになった。エクセレン同様アインスト(アルフィミィ)に蘇生させられたためか、アインストが変化したイェッツトに対してわずかに感応する場面が見られた。またデュナミスに操られていたラミアを救出した際は非情になりきれないキョウスケの甘さを叱咤すると同時に、指揮官としての覚悟を促した。同時にラミアに対してもナンバーではなく名前で呼ぶことが多くなり、「今もこれからもレモンの希望であることを忘れるな」と諭した。『OGs』『OG外伝』とも記憶が回復した時とライバル時のものを混ぜたようなキャラクターだが、基本的に『A』のキャラクターとは別人となっている。アニメ版である『OGIN』ではこのキャラクターを踏襲しているが、シャドウミラーとの決戦では死亡せず、次元転移で出現した「ベーオウルフ」との戦闘でキョウスケ達となし崩し的に共闘。
次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:109 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef