シベリア超特急
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撮影監督:安藤庄平

キャスティング:田辺博之

録音:塚本達朗

照明:清水達巳

編集:荒川鎮雄

美術:徳田博

監督補:霜村裕

フォトグラファー:目黒祐司

宣伝プロデューサー:水野勝、尼子創一

コスチュームデザイナー:コシノジュンコ

英文ダイアログ:戸田奈津子

ナレーション:油井昌由樹

バージョン違い

1996年の劇場公開版以外に、水野自ら再編集したバージョンが、いくつか存在する(後述)。基本的には、「ラストのどんでん返しの扱い」と「劇場公開版ではカットした未公開シーンの追加」の2点がバージョンの相違となっている。また、ソフト化されたものでも6バージョンが存在し、TVなどで放送される際には、その局のバージョンを依頼され再編集をしたことから、最終的には水野自身もバージョンの違いを把握していなかった。

西田和昭は、劇場公開版の編集は市川崑が担当したと語っているが、確かではない。水野に「監督ってのはパクリから入るんだ」「でもオリジナルを超える作品を作ったらその人は天才になる」などのアドバイスを与えていたことはあったとのこと[3]

また、李蘭が倒れる際の俯瞰シーンでドレスの裾が広がるシーンがあるが、そのシーンのドレスはスカート部分の裾が通常の3倍必要であり、コスチュームデザイナーのコシノジュンコが思案の挙句自分のデザインスタジオの縫製担当に頼めずに、自らミシンを使い縫製までしている。ミシンを使ったのは10年振りと語っていた。
ハンガリー・バージョンラストのどんでん返しが全てカットされているバージョン。水野いわく「かたせと菊池のロマンスを中心に編集してある」。2人のラブストーリーが行われたのがハンガリーだからというのが名称の理由であり、『ハンガリー公開バージョン』というわけではない。実際の所は初ビデオ化の際に「内容が酷すぎる」と言う理由でどんでん返しの全編カットをビデオ会社の社長に命ぜられたもの。初ビデオ化はカムテック。その際エンディング・テーマがカットされた。後にエスピーオーより「特別編集版」としてDVD化され、同映像のものは、エースデュースエンタテインメントよりリリース。一部のソフトはシベ超祭り会場でも販売された。
アメリカ・バージョンアメリカ公開を意識して編集したショート・バージョンでアリゾナ映画祭で上映された。どんでん返しは全編収録されているが、名台詞「ボルシチ-」のくだりや幕張メッセでのかたせと菊池の抱き合うシーンなどがカットされている。後にエスピーオーより「特別編集版」としてDVD化。初ビデオ化はエースデュースエンタテインメントよりリリース。一部のソフトはシベ超祭り会場でも販売された。
ダブル・マーダーバージョン反戦・戦争の恐ろしさを前面に出したバーション。このバージョンに限り、同じシーンでも未発表の別カットが幾つか使われている。どんでん返しが1段だけ入っているがここでも未公開カットが見られる。後にエスピーオーより「特別編集版」としてDVD化。初ビデオ化はエースデュースエンタテインメントよりリリース。一部のソフトはシベ超祭り会場でも販売された。
劇場公開完全版「ボルシチも結構うまかったぞ」の台詞はもとより、作品の代名詞であるどんでん返しも二回見ることができる。他のソフト化されたバージョンと異なり、著作権の問題から収録されなかったテーマ曲「戻らないロマンス」が収録され、その際映像ではNGカットであるはずの再生の文字も確認できる。パイオニアからDVDリリース。
上映版各地で上映されたフィルムには、殺人トリック版、アメリカ版、マーダートレイン版、完全版の4種バージョン違いが存在する。いずれも「ボルシチも?」の台詞あり。

殺人トリック版は、ソフト化されたダブルマーダー版に近い編集。李蘭が殺されるカットが入れ替わっている。主題歌は無し。

アメリカ版は、ソフト化されたものと異なり「ボルシチも?」の台詞が入っている。どんでん返しは2段。主題歌は無し。

マーダートレイン版は、水野によると「カットした際の余ったフィルムを使用した」との発言もあり、冒頭に赤い線が入るなど状態が悪いもの。主題歌あり。モノローグが付きどんでん返し3段。

完全版は海外での上映用とされ、全編字幕が入っている。どんでん返しは2段。主題歌あり。
このほかイベントデジタル上映用として、マーダートレイン版A、Bがあり、山下将軍の記録映像が入ったもの、『
落陽』からと思われる映像が入ったものも確認されている。
放送各局版日本テレビ放送版、WOWOW版、衛星劇場版、ソネット版、等が存在する。このうち日本テレビで初めて放送されたものは、劇場公開完全版に加え「戻らないロマンス」をバックミュージックに声がカットされたNGシーンが追加されていた。
主題歌

エンディングテーマ:「戻らないロマンス」(唄:藤吉じゅん、作詞:水野晴郎、作曲:野々村直造、編曲:
藤岡洋・西込加久見)

シベリア超特急2

シベリア超特急2
SIBERIAN EXPRESS 2
監督MIKE MIZNO
脚本北里宇一郎
製作岡田裕
水野晴郎
ナレーター油井昌由樹
出演者水野晴郎
淡島千景
草笛光子
光本幸子
二宮さよ子
寺島しのぶ
加茂さくら
竹田高利
長門裕之
安井昌二
音楽ジムダディ
撮影鈴木耕一
編集冨田伸子
配給アルゴ・ピクチャーズ
公開 2001年1月13日
上映時間106分
製作国 日本
言語日本語
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第2作。
あらすじ

爆破事件でシベリア超特急が止まってしまい、乗客は菊富士ホテルに宿泊することになった。そこで、起きた殺人事件を一人の老人が語り出す。
キャスト

淡島千景 - 家入歌子

草笛光子 - 楊玲玲

光本幸子 - 立花迪子

二宮さよ子 - 片岡双葉

寺島しのぶ - 安津伸江

加茂さくら - 神宮寺伯爵夫人

中村福助 - 池波

尾上松也 - 少年

須藤温子 - メイファン

小林すすむ - 服部

北村有起哉 - 丸山

三田村賢二 - 山岸

油井昌由樹 - ナレーター

長門裕之 - 田宮

安井昌二 - 老作家

竹田高利 - 佐伯大尉

水野晴郎 - 山下奉文陸軍大将

スタッフ

監督:MIKE MIZNO

製作:水野晴郎、岡田裕

プロデューサー:伊藤直克

原作:水野晴郎

脚本:北里宇一郎

脚色:水野晴郎

撮影:
鈴木耕一

照明:矢部一男

編集:冨田伸子

美術監督:木村威夫

美術:丸山裕司

録音:湯脇房雄

キャスティング:大畑信政

監督補:吉原勲

助監督:荒川栄二

音楽:JIM DADDY

制作:アルゴ・ピクチャーズ、水野晴郎事務所

ナレーション:油井昌由樹

作品解説

映画の序盤には、水野曰く「ブライアン・デ・パルマに挑戦した」長回しシーンが登場するほか、中盤にはやはりデ・パルマの手法で知られる画面分割も登場する。

寺島しのぶ及び第7回国民的美少女コンテストグランプリ・須藤温子の映画デビュー作。尾上松也(2代目)も(水野自身を投影した)少年役で出演している。

前作で佐伯大尉役を務めた西田和昭がNHK大河ドラマ八代将軍吉宗』出演のためにスケジュールが合わず、代わりに竹田高利[4] が演じている。また、2005年に発売されたDVD-BOXでは、西田と中野ダンキチの出演シーンが追加されている。
シベリア超特急3

シベリア超特急3
SIBERIAN EXPRESS 3
監督MIKE MIZNO
脚本上代務
北里宇一郎
水野晴郎
製作伊藤直克
ナレーター油井昌由樹
出演者
三田佳子
宇津井健
内藤武敏
大浦みずき
水野晴郎
主題歌「ビギン・ザ・ビギン
西村協
撮影鈴木耕一
配給T&M PICTURES
公開 2003年1月2日
上映時間114分
製作国 日本


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