シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
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ルッソ兄弟も本作品を"サイコスリラー"と位置付けており、『セブン』や『ファーゴ』、『ゴッドファーザー』といった作品に加え、西部劇ブライアン・デ・パルマの映画から影響を受けたと述べている[26][27]
プリプロダクション

2014年10月、ロバート・ダウニー・Jr.が本作でトニー・スタークを演じるための最終交渉に入り、本作の元となった漫画『シビル・ウォー』のストーリーラインに合わせるべくキャストに加えられた[28]。同月末、セバスチャン・スタンが前作に引き続きバッキー・バーンズ役で出演することが明らかとなり[29]、本作の正式な題名がCaptain America: Civil Warに決定された[30]。また、チャドウィック・ボーズマンがブラック・パンサーに扮するキャラクター・ティチャラとして出演することが発表された[31][32]。プロデューサーのファイギは本作品を、マーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)におけるフェーズ3の最初の映画であると位置づけた[33]

2014年11月、アンソニー・マッキーとフランク・グリロが前作に引き続き、それぞれサム・ウィルソン、ブラック・ラムロウとして出演することとなり、ダニエル・ブリュールが新たにキャストとして加えられた[34][35]。加えて、同月24日に発生したソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントへのハッキング事件により流出したメールの中に、マーベルが本作品にスパイダーマン(ソニー・ピクチャーズが映画化権を保有している)を登場させる要望が記されたメールがあったことが明らかとなった[36]。この交渉は当初決裂したものと思われていたが、2015年2月に両社がMCUの映画においてスパイダーマンのキャラクターを使用するライセンス契約を結んだことにより、スパイダーマンが本作品に登場することが決定された[37][38][39]。ルッソ兄弟はこれに関し、本作品にスパイダーマンを登場させるために数か月間ロビー活動をしていたことを明かした[40]

2015年1月にはスカーレット・ヨハンソンが前作に引き続きナターシャ・ロマノフ役を演じることが明かされ[41]、『ウィンター・ソルジャー』で編集を務めたジェフリー・フォードも本作に携わる契約に署名した[42]。2015年3月、ジェレミー・レナーが再びクリント・バートン役で出演することが決まった[43]。4月には本作が3D変換で製作されること[44]、そしてブリュールがヘルムート・ジモ役を演じることが明らかとなった[45][46]。さらに、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』に出演していたエリザベス・オルセンもワンダ・マキシモフ役で本作に出演することが決定された[47]アトランタ・ダウンタウン地区に組まれた『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の舞台セット
撮影

本作の撮影は2015年4月27日[48][49]、ジョージア州ファイエットにあるパインウッド・アトランタ・スタジオ[50]にて開始された(撮影時の題名は「スプートニク」[51])。加えて、アトランタ都市圏のバックヘッド[52]、ミッドタウン[53]、ダウンタウン[54]の3地区とノークロス市(グイネット郡[52]、およびポルシェの北米本社(劇中ではアベンジャーズの本部ビルとして使用されている)[55]にてロケーション撮影が行われた他、ドイツプエルトリコアイスランドにて追加のロケーション撮影が行われた[56][57]。また、本作ではIMAXARRIの提携によるデジタル2Dカメラが、ドイツのライプツィヒ・ハレ空港での約15分にも及ぶ戦闘シーンの撮影で使用されている[48][58]

5月上旬、マーベルはマーティン・フリーマンが詳細不明の役で出演することを発表した[59]。この間、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』に出演したヴィジョン役のポール・ベタニーおよびローディー役のドン・チードル、『ウィンター・ソルジャー』に出演したシャロン・カーター役のエミリー・ヴァンキャンプ、『アントマン』に出演したスコット・ラング役のポール・ラッド、『インクレディブル・ハルク』に出演したロス将軍役のウィリアム・ハートが、それぞれ同一の役で本作品に続投させることが決定されていた[56][60]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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