シドニーは、商工業、金融及び交通の中心都市であり、2008年時点の域内GDPは2130億米ドルであり、世界第28位であった。2017年の調査によると、世界8位の金融センターであり、南半球の都市では1位である[39]。 シドニー(ポート・ジャクソン)港はニューサウスウェールズ州の貿易の大部分を担っている。主要輸出品目は羊毛、小麦、小麦粉、羊皮及び肉類で、輸入品は機械類が最も多い品目である。国内や州内からの主たる移入品は、石炭、木材及び砂糖である。シドニーは世界最大の原毛市場であり、ニューサウスウェールズ州の羊毛の3分の2はシドニー港から積出される。同港は造船・修理の中心でもあり、大型船舶も収容可能なドックを有する。 オーストラリアの産業界においてメルボルンとともにシドニーが突出している理由として、原材料調達の容易性を一因として挙げられる。シドニーは消費財を中心に、ニューサウスウェールズ州の工業生産高のうち約半数を生産しており、製材、造船、化学、農業土木機械、電気機械及び石油精製といった工業が発達している。 オーストラリア証券取引所(ASX)やオーストラリア準備銀行(RBA)、多数の国内大企業の本社が所在する。
第一次産業
第二次産業
第三次産業
金融業
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