SDFは、1975年シッキム併合以来のシッキムのインドへの統合を推進する立場にある[1]。シッキム州はネパール語州であることから、ネパール系インド人としてのアイデンティティを強調する傾向にあるが、その一方でネパール国とは一線を画す姿勢をとり、また西ベンガル州ダージリンで再燃しているグルカランド州要求運動には距離を置いている[8]。州内多数派のネパール系住民だけでなく、レプチャ系住民や州外からの移入者への配慮やバランスを維持し、その上でシッキムの政治的地位・安全保障の確保と経済発展を目指すことを基本路線としている[3]。
SDFとSSPの基本路線については両者の間でほとんど差がないとされるが[3]、手法の面ではバンダーリー(1996年以前のSSP)が中央との政治連携を重視したのに対し、チャムリンは州内政を重視しているともされる[9]。また2004年の州議会選挙では、SDFとインド人民党が中華人民共和国との貿易のため国境開放を推進する立場にあったのに対し、国民会議派に移ったバンダーリーはこれに反対する姿勢をとった[2]。
注^ a b 峯島(2006)、115頁。
^ a b 峯島(2006)、276頁。
^ a b c 関口(2011)、72頁。
^ ⇒Himalayan Mirror, February 5, 2013, p.1.(pdfファイル)
^ バンダーリーは、2014年3月22日に政治家からの引退を表明した。同年の選挙ではゴレイ支持の姿勢をとっている。 ⇒Bhandari retires from active politicsThe Echo of India, March 23, 2014, p.1.
^ ⇒SDF sweeps Sikkim pollsBusiness Standard、2014年5月17日(2014年5月17日閲覧)
^ ⇒Chamling sworn in as Sikkim CM for 5th timeThe Indian Express、May 22, 2014.(2015年9月12日閲覧) なお、チャムリンの5期連続州首相就任という記録は、西ベンガル州のジョティ・バス
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