シチュエーション・コメディ
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アメリカ合衆国の作品形式を学んで制作されたとされ、『??部的故事(中国語版)』(1992年)や『我?我家(中国語版)』(1993年 - 1994年)はその先駆である[8][5][19]。その後も『武林外?(中国語版)』(2006年)や『?情公寓(中国語版)』(2009年 - 2020年)などの人気作が登場するが、中国の文化や言語を反映した独自の構成の作品も登場している[8]
大韓民国

大韓民国では、SBSで1998年から放送された『順風産婦人科』(1998年 - 2000年)が韓国における元祖シットコムと言われている。『ノンストップ』(2000年 - 2006年)が6年間で6シーズンが作られる人気作となる。この頃からシットコムが盛んに作られるようになり、『思いっきりハイキック(朝鮮語版)』(2009年 - 2010年)は27.7%の高視聴率を記録した[20]。若手俳優の登竜門としての役割も担っており、俳優の名前がそのまま役名に用いられることも多い[19]
日本

日本においてもシットコムと呼べる作品自体は古くから存在しているが、「シットコム」という概念も名称も定着しておらず[8][6][21]、シットコムの要件を満たす作品も内容によって「ホームドラマ」など別のジャンルで呼ばれている。定着しない理由としては、質の高いお笑いタレントコントがシットコム需要を満たしてしまっているという説もある[22]

テレビドラマとしては定着していない一方で、長寿番組として続いているアニメには『サザエさん』(1969年 - )、『ドラえもん』(1973年、1979年 - )や『ちびまる子ちゃん』(1990年 - 1992年、1995年 - )などシットコム形式のアニメが多く存在している[3][6]
テレビ黎明期

日本のテレビ本放送開始は1953年[23]。1957年春にはNHKでアメリカ制作のホームコメディ『アイ・ラブ・ルーシー』の放送が始まり、日本における連続ホームドラマ誕生のきっかけとなった[24]

どの作品が日本の最初のシットコム作品であったのか断定することは難しいが、『アイ・ラブ・ルーシー』をお手本にしたと思しきものにフランキー堺の『わが輩ははなばな氏』(1956年 - 1959年)がある[25]。また著名なものに『ダイラケのびっくり捕物帖』(1957年 - 1960年)、『頓馬天狗』(1959年 - 1960年)[19]、『番頭はんと丁稚どん』(1959年 - 1961年)[26]、ラジオ『すかたん社員』のテレビ版『スチャラカ社員』(1961年 - 1967年)[19]、『てなもんや三度笠』(1962年 - 1968年)[19]などが挙げられ、1960年頃(昭和30年代)には盛んに制作されていた[19]


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