シチュエーション・コメディ
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三谷幸喜が関わった『やっぱり猫が好き』(1988年 - 1991年)[28]、『子供、ほしいね』(1990年 - 1991年)[29]、『王様のレストラン』(1995年)[30]などがシットコム作品として挙げられるが、同時期(特に1980年代)はシットコム作品自体が少ない。国内では低迷していた一方で、NHK総合が1991年から不定期で放送したイギリス・テムズテレビ制作の『Mr.ビーン』は日本国内でも大人気となった。

2000年前後には『さるしばい』(1998年)[31]、『走れ公務員!』(1998年)[32]、『JJママ!』(2000年)[33]、『HR』(2002年 - 2003年)[34]などフジテレビジョン系列でシットコムを謳った作品が複数作られる。特に三谷幸喜が脚本・演出を担当した『HR』は「日本初の本格的シットコム」を謳って放送されたが[34]、日本にはとっくに存在していたと小林信彦が『スチャラカ社員』を具体例に挙げて反論している[35]。なお、三谷自身は「観客の笑い声の有無」がシットコムの最も重要な定義だとしており、例として舞台中継風の『てなもんや三度笠』、ラフトラックのない『アリー my Love』、スタッフの声である『やっぱり猫が好き』はシットコムではないとしている[36]

2000年以降は前述の『HR』のほか『カユイトコ』(2000年)[37]、『親孝行プレイ』(2008年)[38]、『ママさんバレーでつかまえて』(2008年、2009年)[39]などのテレビドラマが作られる一方で、『epoch TV square』(2003年)[40]などお笑いタレントを起用したバラエティ番組の色合いが強いシットコム作品も登場している。
2010年代以降

ウレロ☆未確認少女』(2011年)では脚本の一部をバカリズム飯塚悟志東京03)が担当し[41][42]、後にシリーズ化され2019年のシーズン5までが制作された。バカリズムは『住住』(2017年)[43]、『生田家の朝』(2018年、2019年)などでも脚本を担当し[22]、ドラマ脚本家としての地位を確立していった[44]。バカリズムに続くようにお笑いタレントが脚本を担当するシットコムも増えており、その例としてじろう(シソンヌ)が担当した『四月一日さん家の』(2019年)[45]、じろう・秋山寛貴(ハナコ)などが担当した『でっけぇ風呂場で待ってます』(2021年)[41][46]などが挙げられる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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