2017年6月14日、ダコタ・ジョンソンとブルース・ダーンがシャイア・ラブーフ主演の新作映画に出演するとの報道があった[5]。7月24日、ジョン・ホークス、ジョン・バーンサル、トーマス・ヘイデン・チャーチがキャスト入りした[6]。
本作の撮影中、ラブーフは泥酔して迷惑行為に及んだために逮捕され、拘留中にアフリカ系の警察官に人種差別的な発言を繰り返すという事件を起こした[7]。当時、ラブーフは奇行が多いことで知られていたが、上述の一件は特に批判を浴び、本作の公開が危ぶまれる事態にまで至ったが、本作が俳優デビュー作となるザック・ゴッサーゲンは「君はもう有名だけど、これ(映画)が僕のチャンスなんだ。それを台無しにした」とラブーフに言った[8]。それを聞いたラブーフは更生することを誓い、アルコール中毒の治療に真剣に取り組むことにしたのだという[8]。 2019年3月9日、本作はサウス・バイ・サウスウェストでプレミア上映された[9]。5月15日、ロードサイド・アトラクションズが本作の全米配給権を獲得したとの報道があった[10]。6月20日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[11]。 2019年8月9日、本作は全米17館で限定公開され、公開初週末に20万4803ドル(1館当たり1万2047ドル)を稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場20位となった[12]。各都市でチケットの売り切れが続出する異例のヒット作となった[13]。8月23日、本作は全米996館まで公開規模が拡大され、週末に297万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング12位となっている[14]。 本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには216件のレビューがあり、批評家支持率は95%、平均点は10点満点で7.5点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「俳優たちの素晴らしい演技によって、心温まる冒険に生命が吹き込まれている。『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』はアメリカ文学の古典から現代にも通じる魅力を引き出した。」となっている[15]。また、Metacriticには28件のレビューがあり、高評価は23件、賛否混在は5件、低評価はなく、加重平均値は70/100となっている[16]。なお、本作のCinemaScoreはA+となっている[17]。
マーケティング・興行収入
評価
出典^ “ザ・ピーナッツバター・ファルコン