ザ・ウェイバック
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ザ・ウェイバック
The Way Back
監督
ギャヴィン・オコナー
脚本ブラッド・イングルスビー(英語版)
製作ギャヴィン・オコナー
ジェニファー・トッド
ゴードン・グレイ
ラヴィ・D・メータ
製作総指揮アーロン・L・ギルバート
ジェイソン・クロース
ゲイリー・バーバー
マーク・シアーディ
ロバート・J・ドーマン
出演者ベン・アフレック
アル・マドリガル(英語版)
ミカエラ・ワトキンス
ジャニナ・ガヴァンカー
音楽ロブ・シモンセン
撮影エドゥアルド・グラウ
編集デヴィッド・ローゼンブルーム(英語版)
製作会社ワーナー・ブラザース映画
メイヘム・ピクチャーズ
フィルム・トライブ
ブロン・クリエイティブ(英語版)
配給 ワーナー・ブラザース映画
公開 2020年3月6日
上映時間108分[1]
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$25,000,000[2]
興行収入 $14,563,409[3]
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『ザ・ウェイバック』(The Way Back)は2020年アメリカ合衆国ドラマ映画。監督はギャヴィン・オコナー、出演はベン・アフレック、アル・マドリガル(英語版)、ジャニナ・ガヴァンカーなど。落ちぶれた元バスケットボール選手が母校の高校でバスケ部のコーチになって人生を再出発させる姿を描いている[4]。なお、本作の撮影時、アフレックは主人公(ジャック)と同様にアルコール依存症を抱えており、「ジャックを演じたことが一種のセラピーになった」という趣旨の発言をしている[2]

日本では劇場公開されなかったが、Amazonプライム・ビデオで配信されている[5]
ストーリー

高校生の頃、ジャック・カニンガムはバスケットボールの選手として活躍し、大学からのオファーが殺到するほどの技量を有していた。ところが、ジャックは父親との確執が原因で突然バスケをやめてしまった。

それから20年以上が経過し、ジャックは酒を手放せない日々を送っており、かつてのスター選手の面影はどこにもなかった。そんなある日、母校であるビショップ・ヘイズ高校の神父から「うちのバスケ部のヘッドコーチをやってくれないか」と頼まれる。ジャックが在籍していた頃のチームは強豪として名を馳せていたが、今ではすっかり弱小チームになってしまったのである。ジャックは渋々コーチの仕事を引き受けることにした。すると、ジャックの指導のお陰でチームは徐々に団結し、試合でも勝利を収めるようになり、ジャック自身はアルコールを断つようになっていた。

ところが、友人の幼い息子の病が悪化したことを知ったジャックは、数年前に同じく病で幼くして亡くなった息子マイケルを思い出し、その苦痛から大酒を呑み、翌朝の練習に遅刻する失態を演じてしまう。この事態にかねてよりアルコールの問題を抱えていたジャックはコーチをクビになってしまう。チームの行方をどうしても見守りたかったジャックは、自業自得とは言え、ショックから大酒を呑み、泥酔した挙句に見ず知らずの他人の家に間違って侵入してしまい、さらに逃げ出そうとして転落し、大怪我を負って病院に担ぎ込まれる。ここに至り、ジャックはようやく自分の過去と向き合う覚悟を決め、リハビリ施設に入所する。一方、チームはコーチのためにと勝利を誓う。
キャスト

※括弧内は日本語吹替。

ジャック・カニンガム:
ベン・アフレック小原雅人

ダン: アル・マドリガル(英語版)(高岡瓶々) - バスケ部のアシスタントコーチで数学教師。

アンジェラ: ジャニナ・ガヴァンカー田村睦心) - ジャックの別れた妻。

ベス: ミカエラ・ワトキンス庄司まり) - ジャックの姉。

ドク: グリン・ターマン - ジャックの亡父の友人。

ブランドン・デュレ: ブランドン・ウィルソン(星野祐典) - チームの中心選手。

エリック: ヘイズ・マッカーサー - ベスの夫。

ダイアン: レイチェル・カーパニ(英語版) - 傷心のジャックをバーで誘った女。

ゲイル: マーリーン・フォルテ(英語版)

チャブス・ヘンドリックス: チャールズ・ロット・Jr - チームの太めの選手。陽気でダンス好き。

製作

2018年6月11日、ギャヴィン・オコナー監督の新作映画『The Has-Been』にベン・アフレックが起用されたとの報道があった[6]。9月26日、アル・マドリガルが本作の出演交渉に臨んでいると報じられた。その際、本作のタイトルが『Torrance』に変更されるという発表もあった[7]。10月17日、ジャニナ・ガヴァンカーの出演が決まった[8]。11月、ブランドン・ウィルソンとレイチェル・カーパニがキャスト入りした[9][10]2019年8月、本作のタイトルが『Torrance』から『The Way Back』に変更された[11]
撮影・音楽

2018年10月、本作の主要撮影カリフォルニア州ロサンゼルスで始まった[12]。2019年8月5日、ロブ・シモンセンが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があった[13]。2020年2月28日、ウォータータワー・ミュージック(英語版)が本作のサウンドトラックを発売した[14]
公開・マーケティング

当初、本作は2019年10月18日に全米公開される予定だったが[15]、後に公開日は2020年3月6日に延期された[16]

2019年11月14日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[17]。2020年2月3日、本作のオフィシャル・トレイラー第2弾が公開された[18]
興行収入

本作は『2分の1の魔法』と同じ週に封切られ、公開初週末に650万ドル前後を稼ぎ出すと予想されていたが[19]、実際の数字はそれを若干上回るものとなった。2020年3月6日、本作は全米2718館で封切られ、公開初週末に817万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場3位となった[20]
評価

本作は批評家から高く評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには212件のレビューがあり、批評家支持率は83%、平均点は10点満点で6.8点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「ストーリーをお決まりの形で展開させるというやり方に苛立つこともある。しかし、ベン・アフレックの傑出した演技のお陰で『ザ・ウェイバック』はそうした欠点を上回る魅力を生み出せた。」となっている[21]。また、Metacriticには40件のレビューがあり、加重平均値は66/100となっている[22]。なお、本作のCinemaScoreはB+となっている[23]
出典^ “ザ・ウェイバック”. 映画.com. 2020年8月21日閲覧。
^ a b Barnes, Brooks (2020年2月18日). “Ben Affleck Tried to Drink Away the Pain. Now He’s Trying Honesty.” (英語). The New York Times. https://www.nytimes.com/2020/02/18/movies/ben-affleck.html 2020年2月26日閲覧。


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