サーバ
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2008年、世界で約810万台、日本で約60万台のサーバ用のホストマシンが出荷された[3]

2008年に世界で出荷されたサーバ用ホストマシンの2割をマイクロソフトグーグルヤフーアマゾンの4社が購入したという推計もあった[3]

サーバ用ホストマシン保有台数[3]事業者サーバ用ホストマシン保有台数
Amazon7万?10万台(推定)
Google300万台(推定)
Facebook3万台[4]

ソフトウェア
特徴

サーバソフトウェアは通常、下記のような点に重点を置いている。

多数のユーザーの同時
アクセスに対応できる、性能とデータ整合性

アカウント管理やポリシー管理やログ管理などの、セキュリティーや対監査

連続稼働に耐える信頼性、可用性、保守容易性

将来の変更や拡張が容易な、拡張性

種類

サーバ機能を提供する主なソフトウェアの種類には以下がある。

サーバ機能
データベースサーバデータベース処理
トランザクションサーバトランザクション処理
アプリケーションサーバアプリケーション処理(特に Java アプリケーションサーバ)
ウェブサーバウェブアプリケーション処理(Apacheなど)
メールサーバメールサービス(Sendmail など)
FTPサーバファイル転送
ファイルサーバファイル共有
プリントサーバプリンター共有
DNSサーバ
DHCPサーバ
プロキシサーバ

これらサーバ用ソフトウェアは、1台のコンピュータ(ハードウェアやオペレーティングシステム)で複数の種類を稼働させる場合や、ネットワーク上の複数のコンピュータ間で相互に連携する場合がある。また同じ種類のサーバを複数のコンピュータで稼働させてコンピュータ・クラスター構成として、負荷分散スケーラビリティや障害対策とする場合もある。
オペレーティングシステム

サーバ用に使用される主なオペレーティングシステムには以下がある。これらには現在は、上記サーバ機能のいくつかは標準で含まれている。

台数ベースの統計で言うと、(基本的に無料の)Linuxが圧倒的な首位。2位はWindows Serverで、3位はUNIX[5](なおここでの「UNIX」は統計のための大まかな分類法で、具体的にはHP-UX、AIX、Solarisなどがある。下のリストの「その他」に挙げる)。金額ベースの統計では有料のOSのWindows Serverが首位である。[注釈 1]

世界のサーバで、特に使われている台数が多いOSは次の2種

Linuxフリーかつオープンなソフトウェア

Windows Serverマイクロソフト

その他

HP-UXHP, HPE

AIXIBM

z/OS(IBM)

IBM i (旧称:i5/OS, OS/400) 

Solarisサン・マイクロシステムズオラクル

OS2200/MCPユニシス

macOS ServerApple

OSIV/MSP/OSIV/XSP (富士通

ACOS (日本電気 NEC)

VOS3日立製作所

サーバ用ホストマシン
特徴

サーバソフトウェアを稼働させることに特化したホストマシンとして販売されているハードウェアは、機種やモデルにもよるが、個人向けコンピュータと比較して以下の特徴がある。

性能
ハイエンドの
CPUを多数(1?256コアなど)搭載できる他、高速なバス、周辺機器などを備える。

連続稼働性
後述の可用性にも関連するが、業務により求められる24時間365日に近い連続稼働を実現するため、計画停止および計画外停止の時間を最小化するための各種設計が行われている。

信頼性・可用性・保守性(RAS)
個々の部品の信頼性(設計・製造・検査、誤り検出訂正機能付のメインメモリなど)に加え、特定の部品で故障が発生した場合の可用性(重要部品の冗長化RAIDなど)や、部品の診断や交換が短時間または無停止で行える保守性(各種のログ機能、診断プログラム、ホットスワップなど)を備える。内部のハードウェアを完全に二重化した専用サーバフォールトトレラントコンピュータ、一部のハイエンドサーバ)の他、通常のサーバを複数使用してコンピュータ・クラスターを構成する場合も多い。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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