サンルイスオビスメB
City of San Luis Obispo
ビショップ峰の頂上から東のサンルイスオビスポの町を見下ろす
愛称 : SLO
位置
サンルイスオビスポ郡内の位置
座標 : .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度16分27秒 西経120度39分47秒 / 北緯35.27417度 西経120.66306度 / 35.27417; -120.66306
サンルイスオビスポ(英: San Luis Obispo、発音: [san ?lu??s ??b?spo?])は、アメリカ合衆国カリフォルニア州のサンルイスオビスポ郡にある都市。人口は4万7063人(2020年)。太平洋岸セントラルコーストに沿い、サンフランシスコとロサンゼルスの中間にある。1772年に設立され、州内でも最古級の町である。サンルイスオビスポとはスペイン語で「(トゥールーズ)司教の聖ルイ」という意味である。サンルイスオビスポ郡の郡庁所在地であり、カリフォルニア・ポリテクニック州立大学サンルイスオビスポ校が市内にある。
地元では"SLO"、"SLOタウン"、"S.L.O"、また"サンルイス"とも呼ばれ、ダン・ビューターによる全国地理書『繁栄』によれば、「アメリカで最も幸福な都市」とされている。
歴史1876年のサンルイスオビスポ
サンルイスオビスポとなった地域に最初に住んだ人類はチュマシュ族インディアンであり、紀元前5,000年から10,000年の間頃に近辺に住んだとされている。最も初期の集落はサンルイスオビスポの南にあり、河口が今よりも内陸にあり海面が高かった完新世前期の地形を反映していた。チュマシュ族はセントラルコーストの入江や湾で海洋資源を採取し、ロスオソスやモロクリークにあったものなど集落のネットワークで生活していた[2]。
1769年にガスパル・デ・ポルトラらの探検隊がこの土地を通過した。熊が多かったので、この一帯を「ロス・オソス」(oso はスペイン語で熊を意味する)と呼んだ[3]。1772年にフランシスコ会の重視する聖人であるトゥールーズ司教の聖ルイ(en)の名を冠した「ミッション・サン・ルイス・オビスポ・デ・トロス」の建物の建設がはじまった。
メキシコ独立後、1834年にミッションは通常の小教区となり、土地は払い下げられてランチョ(大牧場)が成立した。アメリカ合衆国によるカリフォルニア征服当初、サンルイスオビスポは無法者の土地として悪名を響かせていた[4]。
サンルイスオビスポにはかつてパーム通りやチョロ通り近辺に急成長するチャイナタウンがあった。太平洋海岸鉄道やサンルイスオビスポとパソロブレス、パソロブレスとカンブリアとを繋ぐ道路を建設するために、中国系アメリカ人のアー・ルイスが中国から労働者を連れてきた。1884年から1894年にはサザン・パシフィック鉄道を通すためにクエスタ山脈を通すトンネル工事もあった。チャイナタウンはアー・ルイスの店など中国人が所有経営するパーム通りの事業周辺に形成された。今日、ミー・ヘン・ロウのチャプスイ店がこの文化で唯一の名残であり、チャイナタウンの再活性化が企画されている。この時代の記念品となるものが幾つか、かつてチャイナタウンがあった所に建設された駐車場の1階に展示されている。サンルイスオビスポ歴史協会にも移りゆく時代の展示物がある[5]。
車文化の高まりとともにサンルイスオビスポはアメリカ国道101号線やカリフォルニア州道1号線で人気のある立ち寄り場所だった。その人気のゆえに、1925年に世界最初のモーテルであるマイルストーン・モーテルができた。サンルイスオビスポ郡歴史博物館、元はカーネギー図書館
サンルイスオビスポの歴史的建造物の中には、モントレー通り696にある元サンルイスオビスポ・カーネギー図書館がある。この図書館は1900年代初期にカリフォルニア州の142の図書館を設立したアンドリュー・カーネギーから1万ドルの資金を得て1905年に建設されたものである。ロマネスク様式のこの建物はワトソンビルの建築家W・H・ウィークスが設計し、サンルイスオビスポの建築業者ジョセフ・マリノが建設した。W・H・ウィークスが設計したカリフォルニア州の多くの公共建築物と同様に、近くのロムポックやパソロブレスにあるカーネギー図書館と同じ様相を呈している[6]。サンルイスオビスポのカーネギー図書館は1955年まで私立図書館として機能し、その後パーム通りとモロ通りの角にできた新しい公共図書館に機能が移された。1956年以降はサンルイスオビスポ郡歴史博物館となっている。このカーネギー図書館ビルはアメリカ合衆国国家歴史登録財に登録されている[7]。
サンルイスオビスポ市内の最大かつ最古のボランタリー組織は ⇒サンルイスオビスポ商工会議所 であり、郡内でも最大かつ最古である。この商工会議所は独立非営利法人(市政府など他の機関に従属していない)として、その1,400人の会員の需要に応えている。105年以上にわたってサンルイスオビスポ地域の経済的健全性と会員の繁栄のために献身してきた。 サンルイスオビスポは北緯35度16分27秒 西経120度39分47秒 / 北緯35.27417度 西経120.66306度 / 35.27417; -120.66306
地理
サンルイスオビスポはアメリカ西海岸のセントラルコーストに位置する。太平洋は市の西約11マイル (18 km) にある。市の直ぐ東側にはサンタルシア山脈がある。
サンルイスオビスポは地震動が活発な地域にある。サンアンドレアス断層など近くには多くの断層が存在する。丘の連なりであるナインシスターズが市内を一部通っている。地質学的には岩頸として注目に値する。9つの峰のうち6つは民衆のレクリエーションに公開されている[9]。 カリフォルニア州立ポリテクニック大学とサンルイスオビスポ市の360度パノラマ写真。ポリキャニオンの頂上から撮影。中央にセロ・サンルイス山とビショップ峰、下方にポリテクニック大学ビショップ峰からセロ・サンルイス山を望む。2006年9月(右)と2007年3月に撮影したものを合成。暑い季節と寒い季節における植生の違いは地中海性気候の特徴である。 サンルイスオビスポは冷涼な地中海性気候(ケッペンの気候区分Csb)にある。
気候