サンリオピューロランド
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飲食施設は園内の1階と4階に合計4箇所あり、フードコート食べ放題形式などがある。1階のピューロビレッジと、3階のホールや4階のレストランなどでサンリオキャラクターのグリーティングが行われる。

飲食物の持ち込みについては、お弁当・ファーストフード類の持ち込みは禁止とされている[注釈 3]。出入口で手にキャラクターのカオのスタンプ(目に見えない)を押してもらうことで入園したその日に限り、自由に再入園できる[20]。2023年現在での通常営業時間は、開園は平日は概ね10時(休日は8時30分から10時の間いずれか)、閉園は17時までとなっている[注釈 6]。園内の写真撮影は一部の例外を除き自由に出来る。ただし安全のため自撮り棒を除く三脚などの撮影補助機材の使用やフラッシュなど補助光を使用した撮影は禁止されている[注釈 3]

開園日である12月7日頃に毎年ピューロランドが無料開放され、限定グッズの販売や記念イベントが開催される[21][22]。ただしこの日は非常に混雑する。

一般社団法人アニメツーリズム協会による「訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2018年版)」や[23]、NPO法人地域活性化センターによる「恋人の聖地」の一つにも認定されている[24]。また、「夏まつり in サンリオピューロランド」は夜景観光コンベンション・ビューローの夏期のイルミネーションイベントである「サマーイルミネーション部門」において、全国10位の成績をおさめている[25]

サンリオピューロランドには、当初ピエロをモチーフにした「ピューロキャラクター」というキャラクターが存在した。館名が示す通り「サンリオピューロランド誕生物語」(テーマパークとしての誕生ストーリー)の基礎を成す重要なキャラクター達だったが[26]、サンリオピューロランドのテーマ性変更に伴い存在自体が消滅していった。現在でもピューロビレッジなど館内の一部にその名残としてピューロキャラクターが残されている。

サンリオピューロランドで働くスタッフは、「ピューロフレンズ」と呼ばれている[27][28]
建築データ

名称:サンリオピューロランド

発注者:サンリオ

デザイン開発:ランドマーク・エンターテイメント・グループ
[7]

設計者[7]

建築・構造・設備:梓設計

内装:東宝、ムラヤマ、凸版印刷丹青社


監理者:梓設計、三菱商事

施工者[7][2]

建築:大成竹中戸田三井東急五洋建設JV

電気:東光弘電きんでん建設JV

空調:高砂新菱朝日建設JV

衛生:斎久、第一工業建設JV

内装:東宝、ムラヤマ、凸版印刷、丹青社

音響:日本ビクター(JVC)、ビクター特機


構造:スチール構造(地上)、鉄骨鉄筋コンクリート構造(地下)[7]

屋根:耐酸被覆鋼板(大屋根部分)、フォームポリスチレンアスファルト防水(4階部分)

外壁:磁器質タイル貼り、吹付タイル

運営企業

株式会社サンリオエンターテイメント
Sanrio Entertainment Co.,Ltd.
種類株式会社
市場情報非上場
本社所在地 日本
206-8588
東京都多摩市落合1丁目31番地
設立1987年11月12日[29][30](「サンリオ・コミュニケーション・ワールド」として)
業種サービス業
事業内容テーマパークの運営及び付帯業務
代表者辻信太郎(代表取締役会長)
小巻亜矢(代表取締役社長)
資本金40億5000万円[29]
従業員数236名
主要株主株式会社サンリオ(100%)
特記事項:2007年1月1日現在。2009年7月1日をもって、サンリオエンターテイメントに事業を継承
企業理念 : 幸せとは愛することを知ること[29]
ネーミングの由来 : ピエロとピュア(純粋)の造語[4]
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1987年11月12日にサンリオの子会社で運営会社となる、株式会社サンリオ・コミュニケーション・ワールドを資本金15億円で設立した[30]。設立当初のSCW社の本社は、多摩市鶴牧の「新都市センタービル」6、7階にあったが[12] サンリオピューロランドの竣工(1990年9月[7])に伴い、本社をサンリオピューロランド内に移転した。1988年11月16日に施設の起工式が行なわれて建設着工し[8]、総工費650億円を投じて1990年12月に開園した[10][31]。社運をかけた新事業で、特に世界初の4Dシアターである「夢のタイムマシン」は最大の呼び物とされ[8]、事業の前評判も高かった[32]。当初の基本テーマは「科学とメルヘン」であった[1]。サンリオ社長の辻信太郎は、ピューロランドの用地は下述の通り、当初サンリオの倉庫を建設する目的で購入したとしている(2006年度 株主総会の談話より)[注釈 7]。初期投資額は約720億円で、1980年代のサンリオによる株式投資の利益を充当した[33] 事に加え、280億円のユーロドルワラント債などの投資型債権や300億円の転換社債[4][34] などを発行して資金を調達した。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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