ロサンゼルスと共にカリフォルニア州の経済、工業の中心地として知られている。2022年9月にイギリスのシンクタンクが公表した調査によると、サンフランシスコは世界5位の金融センターである[2]。
サンフランシスコ自体の人口は80万5235人(2010年国勢調査)だが、対岸のオークランドなどを含めた都市圏(アメリカ合衆国大都市統計地域:MSA)の人口は472万9483人にも上り、全米第12位の規模。更に南岸のサンノゼを加えたサンフランシスコ・ベイエリア全体の人口は966万6055人で広域都市圏(合同統計地域: CSA)としては全米6番目の規模である(いずれも2010年国勢調査)。それゆえに大規模なダウンタウンが形成されており、近代的なビルが建ち並ぶ。シリコンバレーやカリフォルニア大学バークレー校にも近く、コンピュータ系の企業も多い。
気候は地中海性気候に属し、一年を通して気温の差が比較的小さく、住みやすい都市である。急な坂が多く、深い霧に覆われることでも有名である。都心から20kmほど南下すると、サンフランシスコ国際空港がある。
観光地としての評価も非常に高い都市であり、外国人のみならず、アメリカ人の間でも訪れたい都市の上位にランクされている。有名な観光スポットとしてゴールデン・ゲート・ブリッジ(金門橋)やフィッシャーマンズワーフ、ツインピークス等が挙げられる。市内を走る伝統あるケーブルカーも人気が高い。
アメリカのシンクタンクが2017年に発表した総合的な世界都市ランキングにおいて、世界13位の都市と評価された[3]。アメリカの都市ではニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴに次ぐ4位である。
また森記念財団が発表したGPCI都市総合力2024で第26位とされている。 地名はキリスト教のフランシスコ会の修道士が創設者の聖フランシスコにちなみ名付けた。 漢字では、桑港や旧金山と表記される。桑港は、「サンフランシスコ」を音訳した「桑方西斯哥」の頭文字「桑」(サン)に、港町である事を示す「港」を加えたものである。この漢字表記は、現地の日系社会の商店や日本語学校などの名称によく見られる。一例として、ジャパンタウン(日本人街)にある曹洞宗の寺院「日本山桑港寺(そうこうじ)」がある。一方の旧金山(舊金山)は、1849年に起こったカリフォルニア・ゴールドラッシュに由来する。当初当地の華人たちはサンフランシスコを「金山」と呼んだ。後にオーストラリア・ビクトリア州などの地域でもゴールドラッシュが起きると当地は旧金山と呼ばれるようになった。(「新金山」はメルボルンを指す。)当地の中国系社会では桑港と同様に広東語で「サンファンシー」の音を当てた三藩市が旧金山よりも多用される傾向があり、市当局も中文での名称を三藩市市縣政府としている[4]。 アメリカの他地域では頭文字の「SF」「フリスコ(Frisco)」「サンフラン」(San-Fran)の略称で呼ばれることもある。日本では、特に(航空機での渡航の対象として)「シスコ」の略称で呼ばれることも多い。地元とベイエリア周辺では単純に愛情を込めて「the city」と呼ぶ。 サンフランシスコは、アメリカ西海岸、サンフランシスコ半島の先端に位置し、半島の周囲をめぐる太平洋とサンフランシスコ湾の広い海域も市の領域に含まれる。 アルカトラズ島、トレジャー島、イェルバ・ブエナ島
サンフランシスコ市庁舎
サンフランシスコ・フェリービル
アルカトラズ島
日本茶庭園
地名について
地理
地勢サンフランシスコ半島の衛星写真。