サンフランシスコ・フェリービル
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木造の旧ターミナル(1875年築)の旅客処理が限界に達したため規模を拡大して建設された[1]。全長200m、高さ75mの大型建築でありサンフランシスコのランドマークとなった。また路面電車など市内交通の拠点として機能した。しかしサンフランシスコ・オークランド・ベイブリッジ(1936年)、ゴールデン・ゲート・ブリッジ(1937年)の相次ぐ完成でフェリーの旅客が激減し、フェリービルは「余剰施設」となった。1950年代にはビルの目の前に高架の高速道路が建設され、影の薄い存在に転落した。

復活の契機となったのは1989年のロマ・プリータ地震である。この地震で市内の高速道路は大きな損傷を受けたが、フェリービルは無傷だった。長い論争の末、港湾地区の高速道路を撤去して遊歩道を整備することに決定した。老朽化していたフェリービルも改修工事が行われ、内部は飲食店を中心とした商業施設に生まれ変わった。フェリーの利用はかつてのような水準に戻ることはないと見られているが、近年は増加傾向にある[2]
フェリービルの映像

1906年の
サンフランシスコ地震の前に撮影された映像
マーケット・ストリート(1906年)海側のフェリービルマーケットプレイス1982年のフェリービル
脚注[脚注の使い方]^ Port of San Francisco (1993). The Ferry Building, San Francisco, California: Workshop Summary and Development Concepts. https://archive.org/details/ferrybuildingsan1993port 2022年10月18日閲覧。 
^ “Downtown Ferry Expansion Project opens for business”. https://www.sfexaminer.com/news/downtown-ferry-expansion-project-opens-for-business/ 2022年10月18日閲覧。 

関連項目

アメリカ合衆国国家歴史登録財

サンフランシスコ市営鉄道

外部リンク

Ferry Building Marketplace

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