1911年まで、この土地は墓地であった。しかし、ブリスベンの人口増加に伴う再開発の一環として市民公園とすることが定められ、1914年にラング・パークが開園した。1930年代にはブリスベンのラグビーリーグにおけるトップレベルの試合がおこなわれている。1953年、ブリスベンのラグビーリーグ協会とクイーンズランド州のラグビーリーグ協会が合併し、本拠地としてラング・パークの長期リース契約をブリスベン市に求めた。当時のラング・パークは最低限の施設しか備えておらず、1万7千ポンドを投じての改修工事がおこなわれた。ラグビーリーグの試合会場として整備が進むにつれ、一般市民のレクリエーションの場としてはなじまなくなっていった。1962年にクイーンズランド州議会の主導で公園の管理評議会が形成された。クイーンズランド州政府・ブリスベン市庁・クイーンズランド州ラグビーリーグ協会・ブリスベンラグビーリーグ協会 (州協会内の一部門として存続していた) からなるこの評議会によって、観客席などの建設が順次計画・実行されていった。1960年代にはオーストラリア内における各州の代表チーム同士の試合会場として、あるいはラグビーリーグ・ワールドカップなどの国際試合の会場として利用されるようになっていた[6]。 1990年代末、ブリスベンに最先端のスタジアムが必要だとする意見をもとに議論が進められ、サンコープ・スタジアムがその対象に選ばれた。総工費2億8千万オーストラリアドル[1]を投じた改修工事がおこなわれ、2003年に現在のスタジアムが完成した。新スタジアムのオープニングゲームとして、ナショナルラグビーリーグ (NRL) のブリスベン・ブロンコス対ニューカッスル・ナイツの試合が6月1日におこなわれた。グラウンドの形状は長方形で、観客席とフィールドとの距離も近くなっている。 クイーンズランド州におけるラグビーリーグの伝統的な本拠地であることに変わりはないが、現在では他のスポーツにとっても重要な競技場となっている。2003年の改修直後の10月にはラグビーワールドカップがオーストラリアで開催され、準々決勝の2試合を含め計9試合がこのスタジアムでおこなわれた。それ以降も、トライネイションズをはじめとしたオーストラリア代表の試合がしばしばおこなわれている。2005年からはスーパーラグビーに参加するクイーンズランド・レッズがここをホームスタジアムとするようになった。また、サッカーの試合会場としても頻繁に使用されており、2005年に新設されたAリーグのクイーンズランド・ロアー (現ブリスベン・ロアー) のホームスタジアムとしても使用されている。サッカーオーストラリア代表もFIFAワールドカップ・予選などでこのスタジアムを使用している。音楽イベントの会場としても利用され、過去にロビー・ウィリアムズ (2006年12月)、ポリス (2008年1月)、アンドレ・リュウ (2008年12月) などのコンサートがおこなわれている。 イプスイッチ/ローズウッド線
改修
現状
アクセス
表
話
編
歴
Aリーグ・メン2023-24 スタジアム
AAMIパーク
アリアンツ・スタジアム
キャンベルタウン・スタジアム
コムバンク・スタジアム
クーパーズ・スタジアム
HBFパーク
インダストリー・グループ・スタジアム
マクドナルド・ジョーンズ・スタジアム
Skyスタジアム
サンコープ・スタジアム
ウィンダム地域サッカー場
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話
編
歴
1968 ラグビーリーグ・ワールドカップスタジアム
キャロウ・パーク (オークランド)
ラング・パーク (ブリズベン)
シドニー・クリケット・グラウンド (シドニー)
表
話
編
歴
1989-1992 ラグビーリーグ・ワールドカップスタジアム
マウント・スマート・スタジアム (オークランド)
ラング・パーク (ブリスベン)
ダルベール・ドメク (カルカソンヌ)
アディントン (クライストチャーチ)