2000年現在の国勢調査で、この都市は人口1,144,646人、405,474世帯及び280,993家族が暮らしている。人口密度は1,084.4/km2(2,808.5/mi2)である。410.3/km2(1,062.7/mi2)の平均的な密度に43万3122軒の住宅が建っている。Texas.comによると、この都市の人種的な構成はヒスパニック系以外の白人32%、アフリカン・アメリカン7%、アジア2%、ネイティブ・アメリカン1%であり、人口の58%はヒスパニック系である。
この都市内の住民は28.5%が18歳未満の未成年、18歳以上24歳以下が10.8%、25歳以上44歳以下が30.8%、45歳以上64歳以下が19.4%及び65歳以上が10.4%に渡っている。中央値年齢は32歳である。女性100人ごとに対して男性は93.5人である。18歳以上の女性100人ごとに対して男性は89.7人である。
この都市の世帯ごとの平均的な収入は36,214米ドルであり、家族ごとの平均的な収入は41,331米ドルである。男性は30,061米ドルに対して女性は24,444米ドルの平均的な収入がある。この都市の一人当たりの収入は17,487米ドルである。人口の17.3%及び家族の14.0%は貧困線以下である。全人口のうち18歳未満の24.3%及び65歳以上の13.5%は貧困線以下の生活を送っている。 サンアントニオ国際空港はダウンタウンから約15キロメートルで、サンアントニオ市北部中央部に位置する。ここは2つのターミナルがあり、12の航空会社がメキシコの3都市を含む28都市へ就航している。 広範囲に渡る路線バスが、この都市の広域都市圏交通システム「VIA」によって運営されている。VIAはダウンタウンからテーマパークへの急行路線を含む91系統の路線を営業している。VIAはまた、サンアントニオ・スパーズの試合やシティ・パレードを含む市内のイベントの際、パークアンドライド駐車場から特別便を運行している。ただしサンアントニオ国際空港を発着するのはほんのわずか1路線しか無く、空港アクセスにはあまり利用されていない。 また、全米有数の大都市ではあるが、LRTのような都市型の鉄道路線は全く無く、放射状に広がる都市とあって、マイカーの利用がほぼ必要不可欠である。市内には、州間高速道路10号線と州間高速道路35号線が貫いている他、「Loop 410」(内側)、「Loop 1604」(外側)と呼ばれる環状道路がある。 サンアントニオ駅 にはアムトラックの列車が発着している。 主要記事:サンアントニオの教育機関 1865年以来発刊しているサンアントニオ・エクスプレスニューズ ニールセン社によると、全米で37番目に大きなテレビ放送市場となっている。以下のリストはこの都市の主要な系列テレビ放送局である。 サンアントニオ市場内のテレビ放送局 サンアントニオ地域では約40局のラジオ放送を聴取することができるが、うち30局はサンアントニオに本拠地を置いている。テキサス州南部で放送する最初のラジオ局は1922年にKTSA AM-550
交通
空路
公共交通機関および道路交通
長距離鉄道路線
サンセット・リミテッド : ニューオーリンズ - サンアントニオ - ロサンゼルス
テキサス・イーグル
教育
マスメディア
新聞
テレビ放送
KCWX 2
KHCE 23(TBN) - KEVI 25(Ind) - KPXL 26(PAX) - KABB 29(FOX) - KMYS 35(My) - KWEX 41(UNV)
KQEV 46(DS) - KFTO 47(UNV) - KVDA 60(TEL)
ラジオ放送
リバー・ウォークリバー・ウォーク
サンアントニオは「アメリカのヴェニス」と呼ばれることがある。それは市街に設けられたリバー・ウォークの存在に因む。開発の契機となったのは1921年の大規模な洪水で、これは市内に甚大な被害をもたらした。これを機に議会は治水・灌漑の整備を進めるが、一方で水路埋め立てによる環境悪化を招くとして、推進派と反対派が対立した。これを時の市長が共存を図るため、水路と市街地を生かしたリバー・ウォーク構想が打ち立てられ、1929年から着工、一帯に商店が建てられ、新たな中心街となった。だが、後に大戦が迫ると市民の関心は薄れ、またモータリゼーションによる市内の空洞化が顕著になると、戦後しばらくは浮浪者の溜まり場となってしまい、ゴーストタウンと化した。事態を重く見た市は1963年に再開発のマスタープランであるパセル・デル・リオ(川の遊歩道)を打ち立て、再生に取り組んだ。
1968年に「サンアントニオ国際博覧会」(万博特別博)が開催されて成功を収めると、全米における本市の関心・地位は高まり、大規模コンベンションセンター・レストラン・劇場・ショッピングモールなどが相次いで建設され、文化の拠点としても発展して今日に至っている。遊覧船のツアーもあり、船で周辺の建築・史跡を見学できる。NBAのサンアントニオ・スパーズがチャンピオンを勝ち取った年に河川を船でパレードすることでも知られている。 サンアントニオは近年観光都市としての人気も高まっており、下記の観光スポットが存在する。 2006年11月にトヨタ自動車の製造工場が市の南部に開業し、ピックアップトラックの「タンドラ」を生産している。熊本市とは姉妹都市であり、潮来市とも交流が盛んである。 全米国際姉妹都市協会(Sister Cities International)加盟都市。
観光
アラモ砦(The Alamo):テキサス独立戦争の勝敗を決定付けたとされる1836年のアラモの戦いの舞台となった史跡。
リバー・ウォーク
マーケット・スクウェア(Market Square):メキシコ関連の物産店が多く立ち並ぶ地域。
ラ・ヴィリタ(La Villita):テキサス工芸村
タワー・オブ・ジ・アメリカズ(The Tower of the Americas):サンアントニオ国際博覧会時に完成。当時全米一の高さを誇った。
サンフェルナンド大聖堂(San Fernando Cathedral)
サン・アントニオ・ミッションズ国立歴史公園:アラモ砦(アラモ伝道所)を含む国立歴史公園は世界遺産にも登録されている。
日本との関係
プロスポーツ
サンアントニオ・スパーズ(NBA) - 5度のNBAチャンピオンに輝いた強豪チーム。
サンアントニオ・スターズ(WNBA)
サンアントニオ・ランページ
サンアントニオ・ブラーマス (XFL)
出身著名人
ウェズリー・マシューズ - バスケットボール選手。
ミナ - TWICEのメンバー。
姉妹都市
グアダラハラ(メキシコ)