サラ・ジェシカ・パーカー
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母はイングランド系およびドイツ[2][3]、父はニューヨーク市ブルックリン出身の東欧系ユダヤ人アシュケナジム)。父方のもともとの姓は「バーカーン」と称した。パーカー自身は自分を文化的・エスニック的にユダヤ系であると考えているが、とくに信仰活動は実践していない[4]。シンシナティにいた当時から母はニューヨーク式のライフスタイルに同化していたとパーカーは語っている。1968年に両親が離婚。その後母はトラック運転手でアカウント・エグセクティブのポール・フォーストと再婚。パーカーは3人の実兄姉および4人の異父弟妹とともにオハイオ州シンシナティニュージャージー州ニューヨーク市で育った(これら兄弟姉妹のなかには、ティモシー・ブリテン・パーカーとピッピン・パーカーの2人の俳優がいる)。子供の頃から歌とバレエを学び、「シンシナティ・バレエ」に所属した。
キャリア

8歳でテレビに初出演した子役出身。11歳の時にブロードウェイデビューし、13歳の時にミュージカル『アニー』で2年間アニーを演じた。1981年から出演したテレビシリーズ『Square Pegs』で人気となる。

1984年公開の『家族の絆』で本格的に映画に出演し、同年公開の青春映画『フットルース』で注目を集める。翌年公開の『ハイスクールはダンステリア』で映画初主演を果たす。以降は『L.A.ストーリー/恋が降る街』や『エド・ウッド』などに出演。

1998年放送開始のテレビシリーズ『セックス・アンド・ザ・シティ』で、主人公のキャリー・ブラッドショーを演じ、人気を不動のものにした。この作品でゴールデングローブ賞主演女優賞(テレビ部門)を4度、エミー賞主演女優賞を2度受賞した。しかし、2011年2月26日、『セックス・アンド・ザ・シティ2』で他3名の主演キャストたちと同時にラジー賞最低主演女優賞最低スクリーンカップル・スクリーンアンサンブル賞を受賞した。

このキャリー役以降、アメリカではファッションリーダー的存在で彼女のスタイルを真似する女性が増出。また自身の香水ブランドを作り、ラブリーとコベットと言う名前の香水を販売[5]。2007年には自身のファッションブランド「Bitten」をはじめることを発表した[6]。2008年4月には日本コカ・コーラが発売するノーカロリー コカ・コーラのリニューアルと同時に彼女のイラストがデザインされた缶(250ml、350ml)とペットボトル(1500ml)が発売された。また、同製品のCMにも出演している。ただしセリフはなく、登場しているだけである。
私生活

1984年から1991年まで俳優のロバート・ダウニー・Jrと交際していたが、ダウニーには薬物使用の問題があり、これが二人の関係に破綻をきたした。1997年に俳優のマシュー・ブロデリックと結婚、2002年10月28日に長男(ジェームズ・ウィルキー・ブロデリック)を出産。2009年6月23日、代理母出産で双子の女児が誕生した。名前はMarion Loretta Elwell(マリオン・ロレッタ・エルウェル)とTabitha Hodge(タビサ・ホッジ)。
資産

2010年12月、オズモールによるとニューヨークの高級住宅街アッパー・ウエスト・サイドにあるタウンハウスを2100万ドル(日本円で約17億円)で購入したという。このタウンハウスは、約10メートル四方で天井の高さが約3メートルのリビングルームにベッドルームが8部屋、バスルームが5つ、ミニバスルームが5つ備えつけられた豪華なものだという。サラが購入した物件はこれで4軒目で、サラと夫のマシュー・ブロデリックは3人の子供達を育てるために理想の家を見つけようと1年近く探していたという。今年(2010年)の始め頃には54ポンド・ストリートにある豪邸や2400万ドル(日本円で約20億円)のタウンハウス、またマドンナが以前に住んでいた家にも興味を持っていたが、マドンナ宅からの騒音が原因で近所の人たちがセレブ嫌いになり、その物件を購入するのは諦めたという。

2010年8月、米経済誌『フォーブス』が「ハリウッドで最も稼ぎのいい女優」を発表し、2,500万ドル(日本円で約22億5,000万円)を稼いで5位にランクインした。このランキングは映画などの出演料だけでなく、香水や洋服のプロデュースやCM契約などの金額を合わせて計算されている[7][8]

2011年7月、『フォーブス』電子版が「ハリウッド女優の所得番付」を発表し、3000万ドル(日本円で約24億円)で1位となった。同誌はエージェントやマネージャー、プロデューサー、弁護士などに連絡を取り、2010年5月から2011年5月までの収入を調査したという。今回の収入は自身がプロデュースも手掛ける大ヒットドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の再放送や同ドラマの映画化2作目がヒットしたことなどが大きいという[9][10][11]
主な出演作品
映画

公開年邦題
原題役名備考
1984
フットルース
Footlooseラスティ
家族の絆
Firstbornリサ
1985ハイスクールはダンステリア
Girls Just Want to Have FunJaney Glenn
1986ナビゲイター
Flight of the Navigatorキャロリン
1987ルーム・アップステアーズ/空き部屋あります
The Room UpstairsMandy Janovicテレビ映画
1988ミッドナイト・プリズナー
Dadah Is Deathレイチェル・ゴールドマンテレビ映画
1989熱砂の恋/アヴァンチュール・サマー
Life Under Waterエイミー・ベステレビ映画
1991L.A.ストーリー/恋が降る街
L.A. Storyサンディ
1992ジェシカ/無垢なる願い
In the Best Interest of the Children キャリー・ケインテレビ映画
ハネムーン・イン・ベガス
Honeymoon in Vegasベッツィー / ドナ
1993ホーカス ポーカス
Hocus Pocusサラ・サンダーソン
スリー・リバーズ
Striking Distanceジョー・クライストマン
1994エド・ウッド
Ed Woodドロレス
1995マイアミ・ラプソディー
Miami Rhapsodyグウェン・マーカス
サンシャイン・ボーイズ/すてきな相棒
The Sunshine Boys ナンシー・クラークテレビ映画
1996失恋セラピスト
If Lucy Fellルーシー
大いなる相続
The Substance of Fire サラ
ファースト・ワイフ・クラブ
The First Wives Clubシェリー・スチュワート
ボディ・バンク
Extreme Measuresジョディ
マーズ・アタック!
Mars Attacks!ナタリー・レイク
1997あなたに逢えるその日まで…
'Til There Was Youフランチェスカ
1999ダドリーの大冒険
Dudley Do-Rightネル
2000イズント・シー・グレート
State and Mainクレア
2002アイ ラブ ヒットマン
Life Without Dickコリーン・ギブソン
2005幸せのポートレート
The Family Stoneメレディス・モートン
2006恋するレシピ ?理想のオトコの作り方?
Failure to Launchポーラ
2008賢く生きる恋のレシピ
Smart Peopleジャネット
セックス・アンド・ザ・シティ
Sex and the City: The Movieキャリー・ブラッドショー兼製作
2009噂のモーガン夫妻
Did You Hear About the Morgans?メリル・モーガン
2010セックス・アンド・ザ・シティ2
Sex and the City 2キャリー・ブラッドショー
2011ケイト・レディが完璧な理由
I Don't Know How She Does Itケイト・レディ


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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